2006年11月07日

【新書】インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門

テーマ:Book Review


白田 秀彰
インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門

 「法」っていう時点で、どっか理解不能というか雲の上の存在というか思考停止というか、とにかく異次元テイストをビンビンに感じてしまう自分としては、英米法とか大陸法とか言われたところで、一生勉強しようなんて思わないのだろうな、と開き直ってました。

 そんな卑屈な自分を、目覚めさせてくれたのが本書です。

 タイトル通り、かなり奇妙な文体。さすがネットで人気連載というだけあって、ネット世代向けのライトかつシニカルな語り口で、ウケそうです。

 とはいえ、ネットに散乱するヨタ話チックなたわごとを想像するなかれ。なかなかどうして、古代から現代に至るまでの法と哲学をかいつまんでウォークスルーしつつ、インターネット世界における法と哲学はどうあるべきか?を極めて真面目に問題提起する本なのです。

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出版社/著者からの内容紹介
 ネット社会を読み解くために必読の書!
 『Hotwired Japan』の人気連載が書き下ろしなどを加えて待望の書籍化!
 インターネットにおける「法」と「慣習」を考察して、今後のネット社会のあり方を軽妙に論じた一冊。

内容(「BOOK」データベースより)
 日々、変化するインターネット社会において、その枠組みとなる法をどのように捉えればいいのか?情報法のエキスパートが、軽妙かつ明快に法とネットについて徹底解説。歴史的な背景も踏まえた、スリリングな論考から現在の諸問題が次々に浮き彫りにされていく。インターネット社会に関わる人にとって必携の一冊である。
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 何よりも好感がもてるのは、著者が理論過多の殻に閉じこもったり、屁理屈に近いような論説をぶって読者を煙に巻くようなところが微塵もなく、ワカランことはワカラン、変なことは変、キライなことはキライ、とはっきり等身大で主張をしているところ。

 法律学者なんて、何を聞いても難解なことしか言わない、というか言えない人達でしょ、というふうに思いっきり偏見もってましたが、すみません、その誤った考えを今すぐ改めます。

 なんか机の隣に座って、一緒に考えてくれる家庭教師のような、そんな親近感、距離感なのです。

 法の世界ってのもなかなか奥深くて面白いですね。そう感じさせるということは良書の資格ありでしょう。


人気ブログランキング法もプログラムも、確かに似てる。バグや抜けがあるところもね。クリック! | 他の記事も読む!
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