羽生V、歴代最高得点に世界が衝撃「キングが帰還」「涙は金メダルより重い」
THE ANSWER 4/1(土) 23:03配信
羽生結弦 ベテランも若手も「すべて僕にとって追いかける背中」
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/01/0010057873.shtml
羽生、鬼門の4回転サルコーを克服し覚醒!表現力にも磨きをかけ新4回転時代の寵児に/フィギュア
サンケイスポーツ 4/1(土) 23:02配信
http://www.sanspo.com/sports/news/20170401/fgr17040122540020-n1.html
世界フィギュアフリー分析…羽生と宇野を分けたもの
読売新聞 4/1(土) 23:40配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170401-00010000-yomonline-spo
ジャンプで稼いだ羽生、宇野も出来栄えで加点 得点分析
朝日新聞デジタル 4/2(日) 0:32配信
(1日、フィギュアスケート世界選手権 男子フリー)
フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が、さらなる高みに到達した。世界選手権のフリーで、自身の世界最高を3・72点上回る223・20点を記録。ショートプログラム(SP)5位から10・66点差をひっくり返し、3大会ぶりの王者に返り咲いた。
驚異的な得点を支えたのは、ジャンプだ。今季は冒頭に4回転ループ(基礎点12・0点)を採り入れ、本数も4本に。基礎点は、従来の世界記録だった2015年のグランプリファイナル(95・19点)から、103・43点に伸びた。
質も素晴らしかった。4回転ジャンプの出来栄え(GOE=最大で3点)は、全て2点以上。全選手で最大の22・69点を稼いだ。演技構成点も、全選手で最高の97・08点を記録した。
http://www.asahi.com/articles/ASK417TX2K41UTQP03M.html
羽生 大逆転V 自身のフリー世界最高記録更新! 4回転4本決めた
デイリースポーツ 4/2(日) 5:01配信
https://www.daily.co.jp/general/2017/04/02/0010058096.shtml
羽生、SP5位から奇跡の『金』!ノーミス演技で歴代最高点マーク/フィギュア
フィギュアスケート・世界選手権最終日(1日、フィンランド・ヘルシンキ)来年の平昌冬季五輪の国・地域別出場枠を懸けた大会。男子は羽生結弦(22)=ANA=が合計321・59点でショートプログラム(SP)5位から大逆転し、3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。フリーで4度の4回転ジャンプを決め、自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=は自己ベストを大幅に更新する合計319・31点で2位に入った。
ヘルシンキの会場が揺れた。羽生は雄たけびをあげた。ショートプログラム(SP)で首位と10・66点差の5位からミラクル逆転劇だ。大一番で自身の持つフリーの世界最高得点を塗り替え、五輪王者の底力をみせた。
「内容を忘れるぐらい、一つ一つ集中して一生懸命やれた」
冒頭の4回転ループを決めて勢いに乗った。4回転サルコーも流れるように降り、ともに出来栄えで2点を超える高い加点を獲得した。続く4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプは、今季5戦すべてで失敗し鬼門となっていたが果敢に挑戦し、初めて成功させた。
ここまで来れば、もう羽生劇場だった。次の4回転トーループも決めると、ほぼ満員の会場がわいた。卓越した表現力で観衆を引き込み、演技を終えると腕を上げ、指を1本立てて喜んだ。今季初めてとなるノーミスの演技で、2015年のグランプリ(GP)ファイナルで自身が持つフリーの世界最高得点を3・72点更新。3季ぶり2度目の世界一に返り咲いた。
繊細な体を管理し、劇的勝利につなげた。昨年12月のGPファイナルで4連覇も、フリーは不振だった。消化が遅い胃に1キロ以上も食べた物が残り、体が重かったことが影響していた。2月の四大陸選手権では反省を生かし胃を空っぽに近い状態にして臨み、4度の4回転を決めた。最低限のエネルギー摂取で身軽さを保ちつつ、長丁場のフリーを乗り切る策を見いだし、今回の演技にも結びつけた。
逆転のためにはノーミスの演技が必須条件だった。SPで失敗した4回転サルコーをフリーで回避する選択肢もあったが、逃げることなく挑み、フリーでは技術点、演技点ともにトップの完勝を果たした。
SPでのミスがなければ、15年GPファイナルで自身がマークした世界最高得点となる合計330・43点の更新も夢ではなかった。新記録の達成はお預けとなったが、“強い羽生”は十分にアピールできた。
「(歴代最高の)あの数字にとらわれ、すごく怖くてここまでやってきていた。自分の限界をつくらずに練習してこられたことが一番の収穫」
進化を続けるソチの王者が、1952年オスロ大会のディック・バトン(米国)以来、66年ぶりの五輪2連覇の偉業へ向け平昌へ突き進む。
ブライアン・オーサー・コーチ「(羽生は)美しく、完璧だった。この数週間はこれまでで最も厳しい練習を課してきた。優勝という結果に値するだけの努力を積んできた」
http://www.sanspo.com/sports/news/20170402/fgr17040205050003-n1.html
羽生飽くなき向上心 将来的には「4回転アクセルやりたい」
スポニチアネックス 4/2(日) 5:35配信
◇フィギュアスケート世界選手権最終日(2017年4月1日 フィンランド・ヘルシンキ)
【羽生に聞く】
――高難度のプログラムでノーミスだった。
「本当は後半で5個目(の4回転ジャンプ)をやろうと思ったけれど、しんどかった。このプログラムで一番の収穫は限界をつくらず練習してこられたこと」
―最後まで流れのある演技を通せた。
「4回転サルコーに関しても4回転トーループに関しても凄く集中していた。やっていて自分が風だったり、川の中にどぶんと入っていたりするような感覚、(フリーのテーマでもある)自然の中に入り込んでいる感覚があった」
――今後につながる?
「4回転ジャンプ4本の構成を試合でやりきれる自信がついたことが大きい。来年の五輪につながる」
――今後、男子のジャンプはどうなる?
「科学的には人間は5回転まで跳べるらしい。僕は将来的には4回転アクセルをやりたい。みんないろんなことをやってくると思う」
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/02/kiji/20170402s00079000116000c.html
絶対王者・羽生が語った“過去の自分を超える”重圧そして苦しみ…世界最高得点塗り替えV
スポーツ報知 4/2(日) 6:04配信
◆フィギュアスケート世界選手権 第4日 ▽男子フリー(1日、ヘルシンキ・ハートウォールアリーナ)
【ヘルシンキ(フィンランド)1日=高木恵】男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位と出遅れた羽生結弦(22)=ANA=は、223・20点で自身の持つフリー世界最高得点を更新。合計321・59点で3季ぶり2度目の優勝を果たした。SP2位の宇野昌磨(19)=中京大=は214・45点、世界歴代2位の319・31点で2位。300点超えが4人という史上最高のハイレベル決戦で、日本男子では14年大会(羽生、町田樹)以来2度目のワンツー。平昌五輪の金、銀独占が見えた。
ドヤ顔で右人さし指を立てる「ナンバーワン」ポーズをつくった。羽生の魂の滑りに、会場は総立ちで応えた。「世界選手権のフリーって、楽しいなって思った。自分にとって、このフリーが最高のご褒美」。SP、フリーを通じて今季初のノーミス演技。自身の記録を3・72点更新する223・20点の世界記録。今季ベストの321・59点で自身最大の10・66点差を逆転し、日本男子で初めて2度目の世界王座をつかんだ。
冒頭の4回転ループ、続く4回転サルコーを成功。今季一度も決まっていない鬼門だった後半の4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプは2・43点の加点を引き出す完璧なジャンプだった。4本の4回転はいずれも2点以上の加点がついた。SPで5位と出遅れ「すごく落ち込んでしまって、なかなか立ち直ることができなかった」。自分を信じるしかなかった。「限界を作らずに、限界を高める練習をしてきたことが一番の収穫」
昨季はSP、フリー、合計で世界最高得点を記録した。自分の数字を超えたい。超えなければいけない。考えれば考えるほど追いつめられた。「自分が一番とらわれていたのは過去の自分。220、330、110っていうあの数字にとらわれて、すごく怖くてここまでやってきた。なんとか1点でも0・5でも0・1でも超えてくれって思っていた」。絶対王者ならではの苦しみを吐き出した。
今季フリーの「ホープ&レガシー」は、羽生が強く望んだ曲だった。久石譲さんが作曲した98年長野パラリンピックのテーマ曲。長野五輪・パラリンピックを見た母が姉にスケートを習わせ、姉に感化されてスケートを始めた。「スケート人生の出発点」とこの曲を選んだ。「風や川の中にどぷんと入っている感覚とか、この曲がイメージする自然の中に入り込めた。いい集中ができていた」。ゾーンに入っていた。
昨年大会は左足甲の靱(じん)帯を痛めながら戦った。2月の時点で欠場も脳裏をよぎるほどの痛みで、SP後に腫れ上がった。世界選手権後には左足リスフラン関節靭帯損傷で全治約2か月の診断が下された。氷上練習を再開したのは6月。焦りを封印しながら、史上最高の羽生結弦に挑んだシーズンだった。「平昌五輪へ向けて4回転4本の構成をやり遂げられた自信と、ショートとフリーをそろえることの課題が見つかった」。66年ぶりの五輪連覇へ、王者の限界値はとどまるところを知らない。
◆世界選手権での日本勢ワンツー
男子は14年大会(さいたまスーパーアリーナ)で羽生が1位、町田樹が2位に入って以来、2度目。女子では07年大会(東京体育館)で安藤美姫が1位、浅田真央が2位に入っている。女子も含めると今回で3度目。
http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170402-OHT1T50039.html
【岡崎真の目】羽生 平昌へのポテンシャル まだ伸ばせる表現力
スポニチアネックス 4/2(日) 7:45配信
◇フィギュアスケート世界選手権最終日(2017年4月1日 フィンランド・ヘルシンキ)
羽生の演技は本当に素晴らしかった。冒頭の4回転ループ、今季フリーで成功がなかった演技後半の4回転サルコーのコンビネーションを含め、全てのジャンプを安心して見ていられた。
技術点はもちろんだが演技点も「要素のつなぎ」の項目がチャンと同点(9・46点)以外はライバルを圧倒。ただ、表現に関してはまだ伸ばせるのではと、個人的には感じた。演技点に10点満点をずらりと並べるのも、羽生なら可能性がある。
宇野はSPで羽生をリードしていたこともあったがフリーで細かなミスがありながら総合で2・28点差で収めたところに進化を感じた。ミスがあった中で演技点に10点をつけるジャッジもいたことが、プログラムの完成度の高さの何よりの証拠だと思う。
ソチ五輪のシーズンは、直前のGPファイナルで羽生が当時絶対王者だったチャンを破り、勢力図を一変させた。平昌五輪に向けても、海外勢でそういう選手が台頭してくるかもしれない。だが、高難度ジャンプへのチャレンジなど歩みを止めない羽生と宇野は、間違いなく五輪本番でも金メダル争いを繰り広げるだろう。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/04/02/kiji/20170402s00079000113000c.html
米メディアが羽生の世界選手権の逆転勝利と、その裏にあった葛藤を報道
THE PAGE 4/2(日) 8:30配信
ヘルシンキで開催されたフィギュアスケート世界選手権で羽生結弦(22、ANA)が、フリーで自らが持つ世界記録を更新する高得点をマークして、3大会ぶり2度目となる逆転優勝を決めたが、世界のメディアもさっそく反応。ニューヨークタイムズが、羽生に焦点を合わせた記事を掲載、「目もくらむような眩惑的なフリースケートが羽生を優勝へと引き上げた」という見出しで報じた。
「ピーク時から2年以上がたっている羽生だが、若く、しなやかな日本のスターは、土曜日のフリープログラムの始めから終わりまで、彼であった」
同紙のクラレ記者は「羽生は時に舞い上がり、時にはとどまり、最初の4回転ループを決めた。そして、彼のスタイルでもって、彼の多くのシリアスで難しいプログラムをうまく操縦した」と表現した。
そして、ブライアン・オーサー氏とともに羽生をコーチしているトレイシー・ウィルソン氏の「今日のユズは、別のレベルにあった。そこは到達しようと思ってできるものではない。トレーニングをして、あとはそこに到達できるように希望を持つことだけ」と、いうようなコメントを掲載した。
記事では、今季途中で羽生が4回転ループに挑戦し、その4回転ループも含めた4つの4回転を組みこむフリーの難しいプログラムに当初、ウィルソンコーチが反対していたという事実を明らかにした。
「何かが取られそうになったとき、それがモチベーションとなる。彼は19歳でオリンピックのチャンピオンになり、そこから落ちないようにすることを学ばなければいけなかった。彼は注目に値すべく、素晴らしくそのことを学んできた。4回転ループと4度の4回転を加えるとき、我々は彼に聞きました。“あなたには本当にこれが必要なのか”と。4回転ループと3度の4回転ではいけないのか?と」
ウィルソンコーチはが、そう投げかけると、羽生は拒絶したという。
「彼の答えはこうでした。“このスポーツを押し進めたい。自分自身をもっと高めたい”と」
コーチ陣からすれば、やはりミスを冒すリスクを減らしたい、しかし、羽生にそういうネガティブな発想はなかった。今季のシーズンの最後を逆転優勝で飾った裏には、こんなチーム内の葛藤があったのだ。
その背景には、アメリカのネイサン・チェンや宇野昌磨らの若いスケーターが台頭がある。
「ソチ五輪で金メダルを獲ったときには19歳だった羽生は、22歳で再びトップに戻ってきた。来年は韓国平昌でのオリンピックを控えている。羽生は、過去の2大会においてフェルナンデスに破れた後、若いスケーターによる新しい波が来ており、技術のレベルが上がってきているのを見た。羽生は、今シーズン、喜んで新しい挑戦をすることを決意した。4回転ループを成功させた初めてのスケーターになったのだ」
ニューヨークタイムズの記事は、羽生自身が自分を高めているのであれ、若いライバルが羽生を押してきているのであれ、彼らの争いによってフィギュアスケートのこれまでの限界を広げていると見ている。
また記事では、羽生が試合後に「科学的なことでいえば、人間は5回転まで飛べるらしいです」と、5回転ジャンプについて話したことも取り上げた。
世界を驚愕させる羽生の挑戦は、まだまだ止まることはなさそうである。
https://thepage.jp/detail/20170401-00000005-wordleafs
羽生の世界最高得点の逆転優勝はなぜ生まれたのか?
THE PAGE 4/2(日) 7:30配信
中略
なぜ逆転劇は生まれたのか。
元全日本2位で現在は後身の指導を行っている中庭健介氏は、まず最終グループの第1滑走になったことが精神的にプラスに働いたと見る。
「滑走順は後ろになればなるほど得点が出やすい傾向はあります。後半にはSPでの上位選手が演技しますからジャッジの心理状態としては得点を残しているものなんです。そういう意味では、SPに出遅れた羽生選手は不利だったのですが、一番目ということでメンタル的に開き直れたのではないでしょうか。もう他の選手は関係はない。自分がノーミスで演技するだけだ!と高い集中力が生まれたように思います」
フリーでの最終グループの滑走順は、SPの1位から3位、4位から6位の2つのグループに分けられ抽選で決まり、4位から6位の選手が、1番から3番で滑ることになっている。
「クリーンなプログラムを滑ることは非常に難しい。技術的な難しさではなく、精神的なものもある。何度も試合に合わせなければいけない体力の調整も」と、ひとつのミスが、大きな得点差につながる真4回転時代の難しさを認識していた羽生にとってみれば、SP5位で、たまたま第一滑走となったことが、その“精神的なもの”を研ぎ澄ましてくれたのかもしれない。
もうひとつ“鬼門”だった4回転サルコー+3回転トゥループはなぜクリアできたのだろう。
前述の中庭氏は、「SPでは跳び急いだため、タメがなくなり、上半身が起き上がったようになって、踵重心にもなり、うまく次のジャンプにつなげることができていませんでした。ここまでの試合では、4回転のほとんどが不安定でした。ジャンプ時に、軸が外へ外れ、なんとか身体能力とバランス能力でこらえているのが実情でした。コントロールを失うような勢いのつけ方をしていました。でも、この日は、ジャンプへの入りから安定していて、浮いた瞬間に、成功を確信できるほど、軸が安定していました。タメをしっかりと作る効率のいいジャンプでした。そのあたりの修正力は、素晴らしいものがありますが、背景には、練習段階でしっかりと追い込めたということがあるのではないでしょうか」と、分析している。
4回転ジャンプは、練習段階から大きな負担を肉体にかける。疲労の蓄積などで微妙に肉体のコンディションが変わる中で、“神のタイミング”で跳ぶのは生半可ではない。だが、本番の大舞台で羽生は、その領域に踏み込み、“神タイミング”で安定したジャンプを体現したのである。
全文はこちらから
https://thepage.jp/detail/20170401-00000006-wordleafs
羽生がフリー世界最高で逆転V 宇野2位 世界フィギュア
産経新聞 4/2(日) 7:55配信
http://www.yomiuri.co.jp/sports/winter/20170401-OYT1T50152.html
羽生がFS歴代最高得点で逆転優勝、宇野は銀 世界フィギュア
AFP=時事 4/2(日) 9:02配信
http://www.afpbb.com/articles/-/3123604?pid=
逆転優勝の羽生「フリーは楽しいと思った」一問一答
世界選手権最終日(1日、フィンランド・ヘルシンキ)
--今季初のノーミス。試合を終えたとき、どう思ったか
「世界選手権のフリーって楽しいと思った。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-2回転トーループが終わったときに感覚が良ければ5個目の4回転をやろうと思ったが、しんどかった」
--調子の波がある中で、どう安定した演技を見せているか
「昨季、NHK杯とグランプリ・ファイナルでノーミスしたときに思ったが、クリーンなプログラムをするのは大変。精神的なものとか、何回も試合に合わせないといけない体力。調整が難しいと感じている。いまの構成ではループが技術的に安心できるものじゃない。もう一段階が難しい」
--最後まで流れのある演技を通せた。ジャンプへの意識は
「4回転サルコーに関しても4回転トーループに関してもすごく集中していた。やっていて自分が風だったり、川の中にどぶんと入っているような感覚、(フリーのテーマでもある)自然の中に入り込んでいる感覚があった。いい集中状態だったと思う」
--朝の公式練習は控えめな内容だった
「SPの悔しさがあって思い切って練習したかったが、本番までの間が短かったのでブライアン(・オーサー・コーチ)から抑えてといわれた。(演技前の)6分間練習で既に脚に来ていてしんどいと思ったが、最後の調整がちょっとした体力につながったと思った」
羽生結弦「4回転アクセル跳びたい」/一問一答2
日刊スポーツ 4/2(日) 10:02配信
<フィギュアスケート:世界選手権>◇1日◇フィンランド・ヘルシンキ◇男子フリー
王者が大会史上に残る大逆転劇で強さを証明した。ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22=ANA)が、フリーで自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をたたき出し、合計321・59点で3季ぶり、日本男子としては初となる2度目の優勝。
-今季初のノーミス
世界選手権のフリーって楽しいと思った。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-2回転トーループが終わった時に、5個目の4回転をやろうと思ったが、しんどかった。
-朝の公式練習は控えめな内容
SPの悔しさがあって思い切って練習したかったが、本番までの間が短かったのでブライアン(・オーサー・コーチ)から抑えてと言われた。(演技前の)6分間練習で既に脚に来ていてしんどいと思ったが、最後の調整がちょっとした体力につながったと思った。
-難しい構成のフリーに挑み得たものは
一番良かったのは、自分の限界を作らず、それを高められるよう毎日練習してこられたこと。
-4回転ジャンプと体のケアをどうバランスを取るか
科学的に言えば、人間は5回転まで跳べるらしいですが、自分は将来、試合に入れるかは分からないが、4回転アクセルを跳びたい。ケガのリスクは、改めて試合を通して考えていかないといけない
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801389.html
羽生3季ぶりV! 「疲れた、でも一生懸命やれた」
産経フォト 2017.4.1 22:01
http://www.sankei.com/photo/story/news/170401/sty1704010017-n1.html
羽生V、宇野2位 結弦、4回転に集中 自己最高点で逆転
2017/4/2付日本経済新聞 朝刊
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14810470S7A400C1UU1000/
羽生結弦、完璧な史上最大の逆転に「最高のご褒美」
日刊スポーツ 4/2(日) 10:02配信
王者が大会史上に残る大逆転劇で強さを証明した。ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22=ANA)が、フリーで自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をたたき出し、合計321・59点で3季ぶり、日本男子としては初となる2度目の優勝。上位4人が300点超のハイレベルな戦いを、今季初めて4度の4回転を成功させる完璧な演技で制し、18年平昌五輪の連覇へ弾みをつけた。
羽生が史上最高の演技で10・66点差をひっくり返した。曲に合わせ「自分が風だったり、川の中にどぷんと入ったり」。まるで自然の中にいるように、演技に入り込んでいた。1つ目の4回転ループ、次の4回転サルコー。静まる会場に着氷音がシャッと響くたびに大歓声が後に続く。後に待つのは今季これまで5戦すべて失敗している4回転サルコー-3回転トーループの連続技。美しく2つをまとめ「鬼門」を突破すると、続く4回転トーループも成功。4回転ジャンプ4本すべてで2点以上の加点をもらい、今季初めてノーミス。滑り終えると、ドヤ顔で会場を見回した。
昨季のGPファイナルで樹立した歴代最高の219・48点を自ら3・72点更新した。高難度の4回転ジャンプを跳ぶライバルがひしめく中、1番の敵は自分だった。「一番とらわれているのは過去の自分。やっぱり220(フリー)330(合計)110(SP)という数字にとらわれて、すごく怖くてここまでやってきた。何とか1点でも、0・5でも、0・1でも超えてくれ、と思っていました」。昨季の自分を超える得点と内容に「最高のごほうび」と喜びをかみしめた。
幼いころ、戦隊もので好きなキャラクターは真ん中の赤いヒーロー。根っから負けず嫌いの羽生には、真ん中でなければ、すべて負けだった。カナダ・トロントにある練習拠点「クリケット・クラブ」の壁にある15、16年王者フェルナンデスのプレートを見る度、王者奪還を思い描いた。2位だった今年2月の4大陸選手権でも、表彰台1位にいるチェン(米国)を見つめ「うらやましい、勝ちたい」と悔しさを募らせた。SP5位からの優勝は世界選手権最大で、自身にとっても3年ぶりの逆転勝利。執念で3季ぶりの王者に返り咲いた。
現在、チェンや宇野は羽生が出来ない難しいジャンプ、4回転ルッツや同フリップを軽々と跳ぶ。それでも、完璧にやれば勝てる自信が「ある」と言い切る。この日の技術点126・12点も歴代最高。質も含めた技術で、トップに君臨していることをあらためて証明した。「4回転4本の構成をやり遂げられたという自信」を胸に、いよいよ五輪連覇のシーズンへ向かう。【高場泉穂】
http://www.nikkansports.com/sports/news/1801386.html
驚異の世界新 羽生に前王者も脱帽「ミスなくこなしたら、彼は無敵だね」
THE ANSWER 4/2(日) 11:24配信
フィギュアスケート世界選手権(ヘルシンキ)の男子フリーで歴代最高得点を叩き出し、ショートプログラム(SP)5位から大逆転で3年ぶりVを果たした羽生結弦(ANA)。自身が持つ世界記録を塗り替えたフリーの223.20点は世界に衝撃を与えたが、その大きさはライバルにとっても同じようだ。大会2連覇中だったハビエル・フェルナンデス(スペイン)が「彼がミスなくこなしたら、無敵だね」と脱帽している。米有力紙「ニューヨーク・タイムズ」が報じた。
SP1位だったフェルナンデスは最終滑走のフリーで、4回転サルコーで転倒するなど、ミスが出て4位。5人前に滑り、前人未踏のスコアでリンクを支配した羽生とは対照的な結果となり、表彰台に上がることができなかった。世界王者を2年間守り続けたスペイン人は、その座をかつての王者に明け渡した。
記事では、演技後、インタビューエリアに現れたフェルナンデスの後ろのスクリーンで金メダルを受け取る羽生が映し出される中、なぜフェルナンデスが羽生の代わりにあの場所にいないのか、理由をこう明かしたという。
「誰かに耳元で言われている気分だ。『オーマイゴッド。みんな、素晴らしい演技じゃないか。なんてこった、君が最終走者じゃないか。本当にやりたいのか? 彼は自己新を出したんだよ。彼に勝てるのか?』とね」
合計300点超が4人飛び出した空前のハイレベルな決戦。世界新を出し、その争いを制した羽生を手放しで称賛していた。
全文はこちらから
世界フィギュア 羽生が逆転優勝 3年ぶり2度目
2017年4月1日
http://mainichi.jp/graphs/20170401/hpj/00m/050/005000g/1
【フィギュアスケート】世界選手権V奪還 羽生結弦が声を震わせた瞬間
4/2(日) 7:00
フィンランドの首都ヘルシンキで行なわれているフィギュアスケート世界選手権で、ショートプログラム(SP)5位と出遅れた羽生結弦が、フリーで10・66点差をひっくり返し、3年ぶり2度目の金メダルに輝いた。
フリーの得点は2015年12月のGPファイナルで出した219・48点を上回る歴代最高の223・20点で、合計は321・59点。これは同じく15年12月のGPファイナルで羽生が記録した330・43点、同年11月のNHK杯で記録した322・40点に続く、歴代第3位のハイスコアだった。つまり、歴代の上位3位までは羽生が独占している。演技終了後は、満足感を示すように右手人差し指を立てながら右手を真上に突き上げた。
今季はGPファイナルこそ4連覇を果たしたものの、2月の四大陸選手権で17歳のネイサン・チェン(米国)に敗れる波乱となった。平昌五輪のプレシーズン。14年ソチ五輪を制し、得点でも歴代最高を刻んできた「絶対王者」として、SP5位に沈んだままでシーズンを終えるわけにはいかなかった。
■計り知れなかった重圧
「ホープ&レガシー」の音楽に乗って緩やかに滑り出して迎えた冒頭の4回転ループ。丁寧な踏み切りから軸をブレさせることなくきっちりと4度回り、確実に着氷すると、続く4回転サルコウも軽やかに降りた。さらには後半の4回転サルコウ-3回転トーループを今季初めて成功。4回転トーループも決めた。「223・20点」が出ると、両手の拳を強く握りしめ、目をギュッと瞑った。
試合後のミックスゾーン。キス&クライで採点結果を待つ間の心境を聞かれた羽生は、まずは間髪を入れずに「緊張しました」と切り出した。会心の滑りについて朗らかな口調で振り返ってきた流れのままの、張りのある声。ところが、その直後、にわかにトーンが変わった。
「本当に…、ファンの方も何人かおっしゃっていましたけど、自分が一番とらわれているものは、過去の自分で…。やはりあの『220』、『330』、『110』という、あの数字にすごくとらわれて、すごく怖くてここまでやってきていたので…」
その声は明らかに震えていた。胸中に秘めていた感情と瞬間的に向き合ったようだった。だがそれは一瞬。すぐに口調を元通りに整えて言った。
「何とか、1点でも、0・5でも、0・1でも超えてくれと思っていました」
その結果のフリー世界最高得点であり、5位から大逆転の金メダル奪回だった。およそ他の者にはわかり得ない重圧の中で、羽生はたくましいメンタルを育んでいたのだ。そして、「殻を少し、破った」と控えめに自らを褒めた。
4回転サルコウ―3回転トーループを失敗し、5位に終わったSPでは「立ち直れないくらい落ち込んだ」という。それから中1日。陣営のチームワークはもちろんのこと、ファンの声援にも背中を押され、顔を上げた。
「フリーの曲は『ワァー』と盛り上がるものではないけれど、『頑張れ』という声が混ざった歓声を送ってもらえた。すべてのジャンプを跳び終えた後のステップ、スピン、最後まで拍手が聞こえていた。(『レッツ・ゴー・クレイジー』の曲に乗る)SPも写真で見て驚いたのですが、海外の方も一緒になって盛り上がってくれていた。本当にここで滑ることができて幸せだった」
今回の最終滑走の6人の内、3人は10代の選手だった。19歳の宇野昌磨、同じく19歳のボーヤン・ジン(中国)、17歳のチェン。22歳の羽生でもすでに若手に追われる立場となっている。
だが、羽生は謙虚だ。「SPで分かったように、パトリック(・チャン)、ハビエル(・フェルナンデス)と、まだまだ追いかける背中がたくさんある。若い選手にもたくさん強い選手がいて、それぞれが僕にないもの、長所を持っている。すべてが僕にとって、追いかける背中です」
自分を超えるというプレッシャーに打ち勝った王者は、さらに自分を強くしていく方法をも手にしながら、前進を続けていく。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaiyumiko/20170402-00069435/
大逆転の羽生、無心の宇野。日本男子フィギュアが世界でワンツー
webスポルティーバ 4/2(日) 17:40配信
折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi能登直●写真 photo by Noto Sunao
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/figure/2017/04/02/___split_5/
【世界選手権】男子FSレビュー/羽生FS世界記録で優勝
宇野自己ベスト30点更新で銀メダル 世紀の戦いは平昌五輪へ
dメニュースポーツ2017年4月2日
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