孤高であること | 誰もいないどこかへ
20150804 

 「嫌われても気にするな」みたいなことは、ライフハックとしてネットでも頻繁に拡散されるけど、正確に言えば、どんなに嫌われようがなんだろうが、生きていかなくちゃいけないんだよね。
 どんなに嫌われようがなんだろうが生きていかなくてはいけないのだから、ただ孤独に、心静かに生きられるようになることが大切なんだと最近は分かってきた。じつは先月あたりは、写真仲間が欲しいなと、いろいろ奔走してたんだけど、仲間を募るの面倒くさくなって、諦めた“後”のほうが、よほど気持ちが楽だ。

 今になって思うと、人間ってどんなに閉じこもっていようと、社会や人々との接点がなかなか途切れないもので、例えばネット上で様々な情報に触れられたり、逆に発信できたりする。劣等感を抱えながら中途半端に誰かとの接点があったり、いろいろなものに心を動かされたりするのが、とてもつらかった。
 もちろん切実に助けを求める時には人とのつながりはあったほうがいいんだけど、“理想”ということで考えると、真の孤独を目指して、何事も心動かされずに生きていける、という状態が、一番いいんだろうな、という気が今はする。