7月1日にアッションの香港支社
Assion Hong Kong Company Limitedを設立した。
これから先、今の気持ちを忘れない為にそして
ブレることないように備忘録を書きたいと思う。
AssionはAsia+Passionから由来している通り
「世界で活躍する人・企業・サービスを創造する」
という理念のもとで
創業当時よりアジアの成長に焦点をあてた組織体制
事業内容を模索してきた。
創業から2年半。
ようやくその下地が出来てアジアで勝負する時だと
思いTOPである私が覚悟をもって香港で事業を興す。
拠点については最後までシンガポールと迷った。
最終的な決め手はアジアの主要都市へのアクセスと
5時間のフライトで一番多く世界の人口にリーチ出来ることだった。
何をするのか?とよく質問を頂くが正直まだ何も決めていない。
やることを決めて行って成功するほど甘くはないと思っている。
ただ漠然とやりたいなと思っていることは
「海外で活躍している姿を事業を通して見せて日本を元気づける」
ということ。
今回のなでしこジャパンしかりイチローのメジャーでの活躍しかり
インテル長友しかり、海外で活躍している日本人を見るだけで
人々は勇気づけられ妙なアドレナリンが出るものだ。
出す側でなく出させる側になりたい。
加藤順彦さんのアジアのウミガメとなれという記事にも
大きな影響を受けた。
http://blogs.itmedia.co.jp/ykatou/2011/04/ver-0c8a.html
この一節。しびれるな~。
これからの日本はベンチャーには逆風が続くと思います。前進できなくもないとは思いますが、成長を志すのならば追い風の吹いているところに立つべきだと思います。そして大きく成長したあとに、日本に戻り日本の社会に貢献すればいいと思います。そうすることが日本に変革を起こす上で、もっと効率的だと思っています。
地球は丸かった。天動説ではなかった。世界は繋がっていた。
日本を飛び出てみましたが、アジアの果てまでいっても断崖絶壁はありませんでした。私たちは海を渡り、大きな世界を市場と見出せるのです。
また、出張先では台湾系カナダ人に唐突にこんなことを言われた。
「僕は君たちには負けない。貧しさから抜け出す為全てを捨てて
覚悟を決め、32年前に単身でここに来た。
言葉もわからず、知り合いもコネもないなかレストランで
ひたすら皿を洗ったものだ。いつか家族をこちらに呼べるくらい
成功するという希望だけを頼りに。」
色々と会話をした最後に一言こう言われた。
「今の日本人にそれくらいの覚悟がある奴はいるか?」
ダンボール工場を経営する50歳後半のそのおじさんは
今は家族をみなカナダに呼び暮らしている。
「覚悟」はこうも深く偉大なものだということに気付かされた。
「俺も負けないよ。」心の中でそう思ったが言わなかった。
自分の中での覚悟が決まった瞬間だった。
幕末、戦後と日本はピンチのときほど外に
目を向けて復活を遂げてきた。
今度は僕らの番だ。
頑張ります。
木下洋平 香港にて