リラックスへの道
リラックスをしたい、日常の慢性化した疲れを
取り除きたいという、欲求は誰もがもっている
ものです。
でも、なかなか疲れが取れない、良く眠れない
という悩みを抱えている人が私の周りにもたくさん
おられます。テレビの前でごろんと横になって、
リラックスしたつもりが、カラダの疲れや頭の
緊張はなかなかとれません。
動かずにゆっくりする・・・と思っていても頭の
中は、ざわざわと次のことを考え続けている
経験は誰にでもあるものだと思います。
つまり本当のリラックスとは、使いっぱなしの
脳の領域が、休息状態になっていることで
起る現象であり、頭が忙しいままだとカラダ
もゆったりとできないのです。
横になりたい・・・と思う気持ちを抑えて
そんな時は、伸びをしたり、深呼吸をしたり、
いっそカラダをぐっと緊張させて、まず
「発散」をしてみましょう。
「発散」があってこそ、「弛緩」がやって
きます。
これは、まさにヨガのテクニック。
きつい陽ヨガのポーズの後、「はぁ~」
と思わずため息がでます。これまさに
深呼吸です。カラダの力が一気に
抜けます。弛緩です。
「弛緩」状態では、副交感神経が優位に
なり、脳波が活動時のβ波からα波に変化
します。そして、カラダ中に存在する神経系統
が緩み、筋肉が弛緩します。
そしてそこで、「あの場所に行きたいなぁ~」
とか「久々にあれが食べたいなぁ~」
「こうなったらいいなぁ~」なんてことを
思い浮かべる。これがイメージ法です。
頭ががちゃがちゃうるさい時、ほわ~ん
と楽しい事を考えていると、左脳が
「そんな事考えている暇があれば、
まずこっちの仕事をしなければだめ!」と
現実に引き戻してしまいます。
リラックスへの道。
頭を休める。
その為に、カラダを使うこと。