理想的な心の状態に必要なもの | Yoga with Yuriko

理想的な心の状態に必要なもの

理想的な心の状態を、我が師日本ヨーガ瞑想

協会の綿本彰氏は、「意欲的で、心が平和で

穏やかな状態」だと。


意欲と平和・穏やかって正反対のもの。

でもこの両極がほどほどにあってこそ、理想的

な状態であると。


仏教の教えでも、「中庸」と言いますが、何事も

ほどほどに。これが一番難しい。


どちらかに偏ってしまうと、やはり苦しい。

そのふり幅が小さくなり、でも留まることも

なく、小さくゆらゆら。この地球上のあらゆるものは

止まっているようでも、必ず揺れているもの、流れ

があるもの。

心も同じだと思うのです。


良い悪いで、どちらかに傾くことなく、

その真ん中。「どちらも良いね」という無駄な

力みがない、状態。


・何が起ろうとも居座り続ける気持ち(逃げない・隠さない)

・今にも動き出したい前向きな気持ち(いてもたっても

 いられない)

・心の底からほっとくつろぐ瞬間(肩の力が抜けた)


この3つが揃った時、理想的な心の状態になると。

でも、心だけを整えるってなかなか難しいわけです。

「心とカラダが繋がっている」という事実を

上手く使い、カラダからアプローチ

してみたらどうか?と、彰先生。


水が留まってしまうと腐りますし、

呼吸が吸うだけ、吐くだけなら死んでしまいます。

血液も順調に流れているから生きている。


理想的な状態とは、止まっているわけでは

なく、ゆらゆら。

どちらかに傾いてしまったら、戻ろうとする

こと。これがバランスです。決して止まって

いるわけではありません。


動き出したい!動き続ける!これだけだと疲れます。

居座り続けると、何も始まりません。

力んでいると、余分な力が入ります。


陽と陰の力。

両方あってちょうど良い。


理想的な心の状態にたどり着くには、

常にチェック作業や、調整が必要であり、

ヨガの教えが、一日や半年で達成することは

なく、日々継続。だから、大切であり、

尊く、長い道のり。


やっぱり、「地道な継続」が必要なんで

しょうね。