灯台下暗し? | Yoga Per Tutti

灯台下暗し?



先日、慶応義塾大学病院で行われている、難病患者のための患者会で、無事Skype(テレビ電話)による呼吸法と簡単なヨガのレッスンを終えることが出来ました。
目の前でリードするほうが、私自身も細かな点に気づけますし、手で直接姿勢を直せるので、このようなことはまれなのですが、出張であったため、ファシリテーターの加藤先生と、重藤会長に無理なお願いをお聞き頂き、急遽このようなスタイルをとらせて頂くことになりました。

音声に若干タイムラグがあったようですが、参加者の皆様、私の「声を聞き漏らすまいと、いつも以上に真剣に取り組んでいらした」とのメッセージを会長さんから頂きました。
自分の体と心に真剣に向き合い、人によってはそれらに意識が全く向いていなかったことをまず気づくこと、それが本当に大切です。

禅の言葉で「調身(ちょうしん)・調息(ちょうそく)・調心(ちょうしん)」という言葉があります。
身(体)を整えれば息(呼吸)が整い、心もおのずと整う
というものです。

治療中などで体調が思わしくないとき、気持ちがついていかないときには、いきなり抽象的な「心」を整えよう!と頑張るのではなく、具体的で、もっとわかりやすい体の隅々をまずは感じ、整えていけば良い、と捉えれば、少しは気持ちが楽ではありませんか?

解決法はどこかにあるはず、と探しまわった結果、灯台下暗し、実はこんなに身近なところにあったんだ、と実感するかもしれませんね。

さて、台風の影響で安定しない日が続きますが、どうぞ皆様お気をつけて、一日をお過ごし下さい。
無事をお祈りしています。

★次回患者会「ごった煮会」は
10月1日(土)14:00〜
慶応義塾大学病院構内にて行われます。
詳しくは日にちが近づくと下記掲示板に掲載されるそうですので、チェックして下さいね。
患者さんご自身以外、ご家族、ご友人、医療従事者の方等、どなたでも参加可能です。
http://aphsaitama.bbs.fc2.com


★写真の場所は、出張時にちょっと足を伸ばした、「伊豆沼」というところです。
一面蓮で覆われている、見応えのある美しい沼。
15分くらいの小舟クルージングを楽しめます。