9月16日(金)の日経225(日足)は、196円高の8,864円で引けました。(週足では、126円高)
始値8,785円、高値8,864円、安値8,774円。

2営業日連続の上昇です。日経225の日足は、短い下ヒゲのある中陽線となりました。上昇を暗示しています。

株価変動の法則を究める-nikkei225hiasi110916


上に空いていた窓を埋めきりながら、窓を空けての上昇となりました。これにより、アイランド・リバーサル(離れ小島)が発生しました。切り返しの動きを暗示しています。


週初の9月12日に、9月6日の安値8,588円を終値で下抜き、目標値8,319円(V計算値)が発生しています。


週央の9月14日には、安値を更新して8,499円を付けましたが、そこから切り返しました。

安値が下値支持線に沿い、高値が25日移動平均線に沿いながら、9月1日から11営業日が経過しました。今日は終値で25日移動平均線を上抜いています。


9月1日の高値9,098円と9月14日の安値8,499円の間でのもちあい状況となっていて、現在は、その中間を幾分上回った位置にあります。


9月8日の高値8,876円を終値で上抜くと、目標値9,135円(E計算値)が発生します。この値は、9月1日の高値9,098円を上回っています。


9月1日の高値9,098円は、2点底のネックラインに相当しており、これを終値で上抜くと、底値からの切り返しの動きが本格的なものとして認められます。また、目標値9,494円(E計算値)が発生します。

トレンドラインおよび波動カウントでは、中期下落トレンド(中勢e波相当)の中で小勢第5波が進行中と見ていましたが、9月14日の終値8,519円で小勢第5波が終了し、あわせて中期下落トレンド(中勢e波相当)が終了した可能性があると見ます。

日経225の相場の転換を示すSAR値については、9月16日に買い相場に転換し、現値がSAR値を上回る値幅が302円になりました。明営業日に302円を超える下落があってはじめて、売り相場に転換する状況です。

騰落レシオ(25日)は、8月22日に63%をつけて、底値ゾーン上限70%を7%下回る状態まで下げたあと切り返し、今日は113%となりました。警戒ゾーン下限120%に接近してきました。過熱感や達成感が出てくる状況です。


株価変動の法則を究める-騰落レシオ110916