夢クリ 最後の採卵日 | 40歳からの挑戦!~シーズン2・夫婦二人暮らし♪

40歳からの挑戦!~シーズン2・夫婦二人暮らし♪

結婚して11年の47歳の主婦です。

夫と私、愛犬ノアと暮らしています。

今日は、私達夫婦にとって最後のチャレンジとなる採卵日を
迎えました。


夫と車で新橋まで向かいました。


緊張のせいなのか、頑張ろうって言う意気込みのせいなのか
お互いに車中は無言でした。


受付時間午前7時半。


受付番号 23番。


受付が終わるとすぐに「5階へ」の表示が出たので
夫に「じゃ~行ってくるね」と声をかけ5階へ向かいました。


今回はベッドが空くのを5階の待ち合いで
待っていました。


どれくらい待ったかな? 


もうそんな事もわからない位、緊張していたかも・・。


しばらくすると「yocchさん、ベッドが空きましたのでどうぞ」

呼ばれました。


本日のベッドは1番ベッド。


手術着に着替え、ベッドの上で待っていました。


どうか・・無事に終わります様に・・・


そんな事ばかり頭の中で考えていました。


いよいよ、私の番になり手術室へ行くと
すぐに院長の背中が見えました。


「良かった~。今日は院長の採卵だ」と心からホッとしました。


いつも通り、採卵が始まりました。


モニターには黒い卵胞が丸く写っていました。


いつもは痛さと怖さで目をつぶってしまう事があるのですが
今日は最後までしっかりとモニターを見ていました。


左・右と1個ずつ刺したのがわかりました。


院長はずっと無言でした。


看護師さんが「はい。終わりましたよ。お疲れさまでした」と
声をかけてくれました。


「あ~~終わった・・」と心の中で叫んでいました。


この後、ベッドで安静時間を過ごすのですが
ベッドに戻って来たら、今までこらえていた涙が
一気に溢れて来ました。


今日は泣かないって決めてたのに・・・。


恥ずかしいのですが、号泣でした。


血圧を計りに来た看護師さんがビックリして


看護師 「大丈夫ですか?痛かった?」


私 「いいえ・・」


看護師 「怖かったですか?」


私 「いいえ・・実は・・今日で最後の採卵なんです・・
そう思ったら涙が出ちゃって・・」


看護師 「そうだったんですね・・yocchさん頑張りましたよね。」


と優しい言葉をかけて下さいました。


私と看護師さんの会話が聞こえたのか
同じ採卵日の、「ももうささん」が向かいのベッドで
安静時間を過ごしていて、


「yocchさん泣かないで・・私も涙が止まらない」
メールをくれました。


それを見て又、泣いちゃいました・・・。


20分の安静時間が終わり、看護師さんから
「この後、4階で血液検査があります。」と伝えられました。


採卵後に血液検査がある場合は、空胞の時です。


この時、私は今回は空胞だったんだ・・と知ったのです。


5階から夫の待つ3階へ降りて行くと
もう結果を知っていた夫がいました。


「ごめん・だめだった・・・」


「うん。」短くうなずいていました。


二人で4階へ向かうと、一足先に4階にいた
ももうささんがいました。


顔を見た瞬間、又、二人で泣いてしまいました・・。

でもそんなももうささんの優しさが
とっても嬉しかったです。


本当にありがとう・・・。


私はタオルで顔を隠していましたが、血液検査の部屋に歩いて行く時に
待合室の前の患者さんに泣き顔が、バレバレでした。


きっと皆、「あの人どうしたんだろう?」って
思っていたかもしれません。


恥ずかしいな。


血液検査をして内診をして診察でした。


今日は最後なので夫も一緒に院長の話を聞いてくれました。


不思議と診察室へ入るときは涙は一切ありませんでした。


やる事はやったと言う気持ちの方が強くなっていたのかな?


先生 「yocchさん。今回は左右の卵胞液を採ってみたんですが
中身がありませんでした。
空胞ですね。血液検査の数値では、採卵には適した
数値だったんですけどね。」


私 「卵の質が良くないってことですか?」


先生 「ま~そうですね。」


私 「これはやっぱり年齢的な事も関係してるんですか?」


院長はPCで今までデーターを見ながら


先生 「そうですね。
yocchさんの場合、これから空胞が多くなるかもしれません。
回数を重ねれば成熟卵も採れると思いますが・・・。
あとはどれだけご夫婦でこの採卵をチャレンジできるかに
かかってくると思います。」


との事でした。


「次は生理の3日目に来てください。」と言われました。


でも・・私達はもうこれで終わりです。


もう夢クリで診察を受ける事はありません。


最後の採卵が院長先生で本当に良かったと思っています。


診察室を出るときに「ありがとうございました」と
言って出てきましたが
いつもより、長く、深く頭を下げて来ました。


こんな感じで今日の私の最後の採卵が終わりました。


夢クリを出るときは、もう気持ちが落ち着いていて

すっかり涙はありませんでした。


きっと今日の涙は、子供ができないと言う

悲しみの涙ではなくて、頑張った!って言う涙と

夢クリを離れる寂しさの涙だったと思います。


だから心配しないでね。

yocchは元気です。


昨日から、た~くさんの応援のメールやコメントを頂いて

本当に感謝しています。


少しずつお返事をしたいと思っています。


本当は治療を終えた今の気持ちや

皆への感謝の気持ちをもっと書こうと思ったのですが

それは、明日、記事にしようと思っています。


今日は応援してくれた皆さんへ、採卵のご報告を

させてもらいました。


長文になりましたが、最後まで読んでくれて

ありがとう!!


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