サイボウズ分析 | 日々雑感

サイボウズ分析

今日は時間があったので、保有銘柄であるサイボウズの分析を行った。

といっても、丁度サイボウズが設立されてから、10周年ということもあり、単体・連結の主要勘定科目10年分を時系列に並べてみた。(僕の先輩はこれを10年ロマンスという(笑))


まあ、流石というかなんというか・・・

確かに直近決算はのれん代の償却やらレカムの減損処理を行ったため、表面上の利益は大幅に減少しているが、キャッシュを生む力が非常に強い。連結ベースで年間10億以上の営業キャッシュフローを稼ぐ力がある。

(他社との比較をそのうちやってみようと思う。)


その証拠に、19/1期単体で大幅に減少し80百万円弱となった現預金がすでに中間期では3億円以上に増加。単体・連結とも利益水準が回復しており問題ないと思う。


但し、ちょっと心配なのは、単体は大丈夫だが、連結の売上高が伸びておらず、当初計画を下回る可能性があるような気がする。

グループ企業が多くなり、その目標管理がなかなか難しいのではないかと思われる。

青野社長の腕の見せ所といったところか。


研究開発費も引き続き高水準で推移しており、当社の生命線の新商品開発力も維持されているもの考えられる。


特定株主の関係もあるから難しいかもしれないが、ここまでキャッシュを生み出す力があるのなら、今の安い株価で自社株を買っておくのも、一つの財務戦略かなあと思う。

その株を使って、他社とのM&Aを行えば、資金負担なしで成長戦略を描くことが出来ると思うんだけどね。


いずれにせよ、今この段階で売る必要がないことが再確認できた。(決して買い煽りではありませんよ。)