今後、With コロナを考えるうえで、その国の根底にある思考を形作ってきた歴史や生活習慣というものの影響がより多くなるような気がします。


人は慣れてきたり、長期戦の中では、その個性や思考パターンが出やすいと思われますし、今回ここまで世界的に拡大してしまったウイルスとの戦いは、たとえ治療薬やワクチン開発が想定以上に速まったとしても、かなりの長期的、継続的なものと考えるのが現実的になったと思っています。

 

例えば、その一例として、
日本人というのは、島国であったり、農耕社会的な歴史が長かったからこそ、共存社会の中で”個”より”全体”の思想感が根底に根付いていて、自発的に規律を守ったり、与えられた環境な中で全体がより生き残れることは何か?のような発想が得意なように思えます。
一方、他の広い大陸の国々で、狩猟民族的な社会の歴史を持つ人々は、今を生きること、Give&takeが根底に根付いていて、個の能力を伸ばすことや、その個をつなぎ合わせる契約やリーダーが発展し、それによる強制的変革が得意なように思えます。
なので、日常の感染対策の自発的定着化は、日本型が優位に進むだろうし、強いリーダーシップで仕組みを強制的に変革させる手法は大陸狩猟民族的諸国が得意なように思えます。


今回のウイルスとの長期戦、それらがどう進むのでしょうか?
それぞれがその得意分野を進めていくのか、はたまたそれらを融合させてパラダイムシフトを起こせる国が生まれるのでしょうか?
そのあたりを見つめることもこの戦いには大事なような気がします。