乗客106人が死亡した2005年4月25日のJR福知山線脱線事故から5年を迎えるのを前に、被害者らでつくる「負傷者と家族等の会」が、「事故を忘れないでほしい」との願いを込めたしおりを作成。メンバーの女性2人が8日、沿線のJR伊丹駅(兵庫県伊丹市)前で利用客らに手渡した。
 しおりには青空に羽ばたく鳥の絵と「安全で安心な社会を、みんなではぐくんでいきたい」などのメッセージが書かれている。6000枚作り、メンバーが1枚ずつ水色のリボンを結んだ。
 3両目で重傷を負った増田洋子さん(68)は「月日がたっても忘れてほしくない。スピードの便利さよりも、ゆとりや安全に世間の関心を向けたい」と話した。
 しおりは、沿線のほかの駅や事故関連のイベントで配布するほか、書店などに置いてもらう予定。 

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