やっと手術当日まできたー(;´Д`)ノ
サラっと振り返るつもりが、思った以上に細かく色々覚えていて大長編になってしまいました。
読むの大変ですみません・・・。


1月23日(月)
いよいよ手術当日!
朝から検査を一通り受けて呼気検査?も合格!
本当は呼吸訓練とかもあるらしいんだけど、まあ若いから大丈夫でしょうとのこと。

昼から父が長女を連れてきてくれて、主人も到着。
お昼を過ぎた頃、先生たち4~5人の集団がやってきた。
私のベッドの前にずらっと並ばれた。いよいよ検査結果発表の時・・・。

手術を執刀してくれる川○先生(40代くらいの男性)と主治医の松○先生(20代くらいのこれまた可愛らしい女性)、ジストの説明をしてくれた先生と他の先生もいた。
説明してくれたのは川○先生。
ちょっと遠まわしに・・・「腫瘍から採取した組織からガン細胞が見つかりましたので切除します」と。
ああ、胃がんの方か。と私は「ふーん」って感じだった。あれ?あんまりショックじゃない。
でもてっきりジストだと思っていたので、ややパニック気味?「じゃあ2番目の手術になるんですか?」と返事をした。
その説明をしたのは川○先生じゃなかったので、「?」って感じだったけど、もう一度紙に書いてこの部分を3分の2程切除します。と説明してくれた。
そしてあまり動揺していない私の表情を見て「少しは覚悟されていたみたいですね」と言った。
(・・・いや、がんの覚悟ができていたわけじゃなく、10万人に1人の病気よりなんとなく安心しただけ)

チラっと父の方を見ると、窓際に立って外を見ていた。
今この病室の中で一番ショックを受けていたのはたぶん父だったと思う。
3人姉妹の中でも一番からだが丈夫で健康だった私がまさかこの歳でガンになるとは思いもよらいことだっただろう。

まず開腹して、他の臓器に転移がないか確認して、腹膜に飛んでいないかお腹の中を生理食塩水で洗って、その水も細胞検査。
そのまま結果を待ち、万が一他の臓器や腹膜内に転移が確認された場合はそのままお腹を閉じるとのこと。

先生達が病室を出た後、主人と「胃がんの方だったねー」と笑って話した。
結局ジストも転移や再発があるわけだし、抗がん剤も効かないし、怖い病気であることには変わりないのだから、ジストが胃がんになったところでそんなにショックはなかった。
その時はずっと病院の中で、私はネットで調べたりすることもできなくて何も知識がなかったから、無知のまま無邪気に手術に挑んだ。

手術着に着替えて血栓予防のための窮屈な膝下ストッキングを履いた。
手術室までは車椅子。(普通の人は歩いて行くみたいだけど、私は歩くの禁止だったから)
手術棟の入り口で主人と別れて手を振って、点滴棒を押しながらゆっくり歩いて中に入っていった。
手術棟の中は迷路みたいで手術室がいくつか並んでいた。
手術って、ドラマみたいにストレッチャーに寝かされて向かうものだと思っていたので、歩いてる自分がなんだかおかしかった(笑)

手術室に入ると、思ったより小さな幅の狭いベッドの上に上って寝かされた。
「わーいよいよだー」さすがにドキドキしてきた。
背中に痛み止めのチューブを入れるため、横向きになって背中を丸めて背中にブスっと刺された。怖かったけど思っていたより痛くなかった。
その後全身麻酔。一瞬で記憶がなくなった。

起こされて目が覚めると回復室のベッド。
主人がいて「転移はしてなくて無事に手術が成功した」と教えてくれた。
まだ麻酔が効いていたから全然痛みはなかったけど、吐き気があって「気持ち悪い・・・」とだけ言ってまた眠った。

主人は義父と一緒に主治医の松○先生から切除された胃を見せてもらって説明を受けたようだ。
腫瘍はゴルフボールのように硬そうな感じで、完全に胃の表面までぼっこり出ていたそうだ。
たぶん腹膜まで飛び出すギリギリ手前?危なかったなー・・・。

この夜はとても長く感じた。1時間ごとに目が覚めた。
まだお腹の傷はそんなに痛まなかったけど、なぜか体中が痒くて痒くてかきまくってた。
あとオッパイもカチカチで痛かった。
尿意があってオシッコ出そうな感じ。
尿の管が入っていることは手術前に聞いていたけど、これどうしたらいいかわからない。
ナースコールして看護師さんに聞いたけど、「管が入ってるからそのまましても大丈夫ですよ」と予想通りの応えが返ってきた。うーん。。。難しかったけどなんとなく解決したっぽい。
他のベッドの患者さんも同じように手術後っぽい。
次々に痛み止めの点滴を求める声が聞こえてきた。
朝方になって私もお腹の傷が痛み出したので点滴で痛み止めを入れてもらった。
名前は忘れたけど、真っ白でドロっとした液体だった。
痛みが引いて、少し楽になったらようやく眠れた。



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