加須と鎌倉の二重生活4週目 | 義のひとりごと

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平凡な日常をちょっとだけ書こうかなと。
その時感じた自分の気持ちを確認するためのブログです。

東日本大震災発生から3ヶ月が経ちました。

この1ヶ月を振り返ってみると、

日常生活に戻るための準備と新しい生活にちょっと疲れぎみ…、

だったかな。


5/16から仕事に復帰して、この二重生活が始まりましたが、

初めての現場と避難所にいたことによる体力の低下で、

毎日クタクタ。

やっぱり大変だね。


でもね、鎌倉の生活はなんとか大丈夫。

心配なのは、加須の生活。

外川のアパートを借りて、1ヶ月になりますが、

いまだに騎西高校の避難所から自立出来ていません。

家財道具は揃ってきてるし、出ようと思えば…。




出れない理由は、


かあちゃん。



以前、「かあちゃんが避難所に残ると言い出した。」とブログに書きましたが、


やっぱり残ると言ってます。



60歳代の友達とおしゃべりしたり、

一緒にお風呂に行ったり、

洗濯したり、

物資コーナーに行ったり、

イベントに行ったりと結構楽しいらしい。




逆にアパートに入ると、

一人でテレビばっかりになって、嫌だって。



私たちも、避難所にいれば、情報も入るし、

食事の配給もあるからいいのですが…。


かみさんがね、大変。

6/1から工場の仕事を始めて、今、全然余裕無し。


仕事で覚えること沢山。

上の息子を駅まで送り迎え、お風呂や洗濯でアパートを行ったり来たり。

落ち着けないらしい。



それに、

子供たちの勉強の環境が悪いんですよ。

とうとう私たちのいる部屋の子供は、

うちを含めて2組だけになってしまいました。



もともと、避難所は一時的に避難する所であって、

長く生活する所ではない。と私は思っています。

早く自立して、アパートで新生活を始めたいのですが…。




かあちゃんを一人残していくのは、

やっぱり、心配。



他の家庭は、高齢者を残して、若い人たちだけ出ていくことありますが…。


私も加須にいれば違うのだけれど。




今、

我が家は新しい一歩を踏み出せず、足踏みしている状態です。




今日の朝、テレビを見ていたら、

抽選で仮設住宅に入れることになっても、

避難所から出ない人がいる。と放送されていました。

理由は、金銭的に大変だから。




でも、

お金じゃない理由もあるんです。

我が家のように、見知らぬ土地で、一人で過ごす時間は、

誰もが苦痛なのかもしれない。


避難所生活で、プライバシーを失った反面、

深い絆と触れ合いを得たことで、離れられない。

そんな高齢者の方、沢山いるのかなって、思いました。




我が家の進む道はどこなのか…。


かみさんが心配です。


夫婦でいろいろ話しましたが、結論は出ていません。



家族の未来。

夫婦の未来。

子供たちの未来を

落ち着いて、じっくり話し合いたいと思います。

良い方向に向かうことを願って…。




これが私の二重生活4週目でした。