ペップトークとは、アメリカで試合前などに選手を励ますために
指導者が行う短い激励のメッセージのことを言います。
このペップトークは緊張や不安をやる気に変え、本来持つ力を最大限に引き出す話し方として、
広く取り入れられるようになりました。
動物病院でも院長がスタッフのやる気を引き出したいとき、
リーダースタッフによる後輩指導のときなどでペップトークを利用することができます。
▪ペップトークの構成
ペップトークは4つも要素で組み立てられています。
1.受容(相手の感情を受け入れる)
2.承認(プラスに変換する)
3.行動(してほしい行動を促す)
4.激励(背中を押してあげる)
▪(例)保定がうまくできなかった新人スタッフに対して
(受容)飼い主様の前で緊張してしまったかな。
(承認)数をこなしていけば徐々に慣れて、うまくできるようになっていくよ。
(行動)マニュアルでポイントを確認して、アニマルスタッフで復習してから、
もう一度診察の保定に挑戦してみよう。
(激励)一緒に頑張ろう
スタッフや後輩がミスをしてしまったときは、
「できてなかったよ」「ここが悪い」とできなかったことだけを指摘したり、
改善点のみ伝えたりするのではなくペップトークの例のように次も頑張ろうと
前向きに取り組めるような声かけを心がけてみてください。