学校法人立命館が、北海道にある系列中学高校の創立者(故人)の妻だった女性(80)を「名誉顧問」に据え、約10年にわたりアルバイト料名目で月50万円を支払っていることが30日、同法人への取材で分かった。学内に名誉顧問についての規定はなく、景気低迷で学生の学費滞納などが表面化する中、批判の声もあがりそうだ。

 関係者によると、中学高校は女性の夫が昭和10年に設立。平成7年に立命館が系列校にした。その際、立命館は夫から自宅の土地など約1億3千万円相当の寄付を受け、立命館は夫と、夫の死後は妻に月額50万円を支払う覚書を交わしたという。

 夫は平成10年に死去。立命館は覚書に従い稟議で女性を学内の規定にはない「名誉顧問」に選任した上で、役員報酬としてではなく、アルバイト料名目で給与を支払っている。

 女性は京都市内に在住しており、立命館系列の学校に勤務した実績はないという。学校側は「稟議で決まったことで問題はないと考える」とし、今後も支払いを継続する方針という。

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