●10/27 曇り時々晴れ
今日は朝から曇っていました。風邪の症状は機能と大差なく、弱いながら喉のいがらっぽさと咳、鼻水を生じていました。
このところ、比較的気温の低い朝を迎えると、平日休日関係なく、身体が怠く重く感じます。精神的なものではなく、実際身体が重いんです・・・。
冬場になるとレイノー症を引き起こしたり、手に強張りを生じたりすることが多いのですけど、そうしたことからも、暖かい季節よりは寒い季節の方が身体にとって負荷が掛かっているようです・・・。
未だ寒いというほど寒くはなっていませんけど、身体は何かを感じ取っているのかもしれませんね・・・。
牛乳を飲んで朝食とした上で、朝食後用の薬を服用しました。さて、今日から免疫抑制剤/抗がん剤MTX(メトトレキサート/メソトレキセート)を再開です。
他の朝食後用の薬と共にMTXを7.5mg(2.5mg×3錠)服用しました。
僕はこの薬を毎週土曜日に1日合計で12.5mg(朝食後に7.5mg、夕食後に5mg(2.5mg×2錠))服用しています。週に1日だけの服用です。
膠原病によって身体に生じている怠さ、痛み、痺れ、脱毛、紫斑、風邪など感染症に対するこの薬の影響度を検証する目的で、8/25~10/20まで服用を休止されていました。
本当は10/18の膠原病リウマチ内科の受診時に先生にご判断して頂いた上で、10/20から再開する予定だったんですけど、ちょうどそのタイミングでフレグモーネ(蜂窩織炎)を引き起こしてしまっていて、LVFX(レボフロキサシン/クラビット)を服用する必要があったことから、再開を1週間遅らせることになったんです。
MTXは葉酸代謝拮抗剤に分類される抗がん剤/免疫抑制剤です。1940年代に開発された非常に古い薬なんですけど、それ故に、良い点も悪い点もよく分かっていて、世界中で広く使われている薬です。
MTXはDHFR(ジヒドロ葉酸レダクターゼ)と結合して、ジヒドロ葉酸のテトラヒドロ葉酸への還元を阻害することで、チミジル酸やプリン塩基の合成、アミノ酸代謝を阻害し、細胞の活動性を抑制させます。
その作用は非常に強力で病気の抑制に対する期待値も大きいのですけど、その一方で副作用も強く、骨髄抑制、間質性肺炎、WBC(白血球)数減少、肝障害、腎障害、口内炎、悪心、嘔吐、怠さ、無尿症、目眩、頭痛などが報告されています。
週に1日だけ12.5mgの服用量なので、僕は今のところ骨髄抑制には至っていませんけど、点滴で大量投与するような場合は、ほぼ確実に生じる現象です。
がん細胞や膠原病を引き起こす異常細胞の活動だけを抑制し、それ以外の正常細胞の動きは抑制させないような選択性を持たせることができれば、それに越したことはないのですけど、残念ながらこの薬にそうした器用な作用はありません。
なので、この薬には悪い細胞も良い細胞も悉く抑制させてしまうという問題点があるんです。その弊害を緩和する目的で、MTXを投与して一定時間した時に、葉酸を投与する手法が用いられます。
僕の場合は、MTXを服用した2日後の月曜日の朝食後に葉酸フォリアミンを5mg服用しています。
MTXによってDNAの合成を抑制された細胞に葉酸を投与すると、逆にDHFRから遊離してプリン塩基の合成、アミノ酸代謝の合成を再開させることができるんです。つまり、葉酸はMTXの解毒を目的に投与されるんですね。
本来この作用には活性型葉酸であるLV(ロイコボリン/ホリナートカルシウム)が理想なんですけど、非常に高価な薬剤なので、MTXの投与量が比較的少ない場合には、一般的に副作用もそれほど強くは現れないと考えられるので、安価なフォリアミンで代用しているということなんです。
けれど、譬えMTXの投与量が少なめでも、この薬が要因となってフォリアミンでは対処仕切れないほどの副作用が現れたと考えられる場合には、LVに変更されることもあります。
MTXの投与後に解毒剤としてLVを投与する手法を一般的にはメトトレキサート・ロイコボリン救援療法と言うんですね。
僕の場合は、今のところLVに切り替えなくてはいけないほどの症状は現れていないので、フォリアミンで対応されています。
右眼の見え方は昨夜よりも大分低下してしまっていて、右眼側だけではいくらPCを凝視しても文字を読むことはできませんでした。左眼側は普段と変わり無く安定していて良好です。
OP後暫くの間は視力が安定しないと言われていましたけど、OPから6年が経過しても右眼は未だにこの状態です。
OP後の不安定さは眼内レンズが安定するまでの物理的な作用によるものなのでしょうけど、今の右眼の不安定さはそうではなく、要因としては強膜炎が最も有力視されています。
膠原病ではブドウ膜炎(特に虹彩炎)を併発する例が多いですけど、僕の場合はどちらかというと脈絡膜(強膜(白目の部分)の内側にある膜)に炎症を来しているのではないかと推測されています。
これもブドウ膜炎の一種ですけど、炎症箇所が本当に脈絡膜かどうかまでは不明なので、ブドウ膜炎とは言わずに強膜炎と呼んでいます。
ちなみにブドウ膜とは、虹彩、脈絡膜、毛様体の3箇所を纏めた言い方で、その何処かに炎症を来している疾患を総称してブドウ膜炎と呼んでいるんです。
右足の浮腫みは昨日よりは良くなっていて、脛を指で圧した時の凹み度は6mm程度、左足側は4mm程度でした。
右足首の踵関節の外側面側に痛みがあって、胡座などをして足を床に付ける強く痛みました。けれど、触れなければ特に痛みはありませんでした。
背中には相変わらず凝りのような筋肉痛のような痛みを生じていました。昨日よりも少し強い気がします。
風邪の症状今朝と大差ありませんでした。
右手の指には今日も痺れはありませんでしたけど、両足首から先には弱いながら痺れがありました。
今日は起立性低血圧症に伴う脳貧血症状は一度も生じませんでした。
右前腕部に直径3~5mm程度の小さな紫斑が5箇所新たに生じていました。
1時熱35.4℃。血圧125/85。脈拍64。