セイバーメトリクス 用語説明 | ももじりの野球ブログ

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野球好きの野球好きによる野球好きのためのブログです。
プロ野球は12球団の様々なことを取り上げ、MLBは日本人中心、その中でも特にダルビッシュ有をたくさん取り上げていこうと思っています。

もはやMLBではなくてはならない分析手法目まだまだ日本での知名度は薄いですが、使えないことは決してありませんビックリマーク自分のブログでもかなり使っているので、今回はざっくりと主な指標を説明しますチョキ今後の参考にしてもらったら幸いです合格ちなみに以下のセイバーは自分が比較的よく使うものしかありませんにひひもっと知りたいという方は検索すればまだまだ出ると思いますので、気になる方は検索してください得意げ


=打者系=

OPS・・・出塁率+長打率。得点との相関係数が打率、出塁率より高いことが分かっている。計算が楽ということもあり重宝しやすい。


NOI・・・OPSより出塁率を重視した指標。しかし相関係数がOPS以下という結果が出ているためあまり実用性はない。


RC27、XR27・・・1~9番まで任意の1人で打線を組んだら、一試合で何点獲れるかを表す指標。この2つの指標の意味は一緒だが、計算式が少し違う。


RCAA、XR+・・・リーグの平均打者と比較してどれだけの得点をもたらしたかを表す指標。 この2つの指標の意味は一緒だが、計算式が少し違う。


RCWIN、XRWIN・・・リーグの平均打者と比較してどれだけの勝利をもたらしたかを表す指標。 この2つの指標の意味は一緒だが、計算式が少し違う。


P/PA・・・1打席当たりの被投球数を表す指標。


BB/K・・・四球/三振。四球と三振の割合から打者の選球眼を見る指標。数値が高い方が優秀。


PA/BB・・・1四球までにかかる打席数。


IsoD・・・出塁率-打率。


IsoP・・・長打率-打率。


wOBA・・・1打席あたりにどれだけチームの得点増に貢献する打撃をしているかを評価する指標。 打者を評価する際には現在最も信頼に足る指標とも言われている。また出塁率と同じ感覚で見れるように計算ができている。ちなみに2012年のセ・リーグの平均wOBAは.302、パ・リーグの平均wOBAは.305、全体の平均が.303である。


wRAA・・・同じ打席数をリーグの平均的な打者が打つ場合に比べてどれだけチームの得点を増やしたか、または減らしたか。 平均的な打者であればゼロとなり、優れた打者では正の値、平均より劣る打者では負の値となる。 wRAAが10であれば、理論的にはその打者が打つことによって同じ打席数を平均的な打者が打つ場合に比べてチームの得点が10点増えたと評価できるということである。


WAR・・・そのポジションの代替可能選手(Replacement)に比べてどれだけ勝利数を上積みしたかを表す指標。現在MLBでは最も重要な指標な1つと言っても過言ではない。しかし計算式にUZRが必要な点から日本では使うことができない。また投手用の計算式も存在するため、野手と投手を比較することもできる。


=投手系=

WHIP・・・1イニングあたりに安打、四球でどれだけ走者を出したかを表す指標。


QS率・・・先発した試合で6イニング以上投げ、自責点3以内に抑えた試合の割合。


K/9・・・9イニングあたりいくつ三振を奪えるか。


BB/9・・・9イニングあたりいくつ四球を与えるか。


HR/9・・・9イニングあたりいくつHRを打たれるか。


K/BB・・・三振/四球。数値が高い方が優秀。


被OPS・・・被出塁率+被長打率。


FIP・・・守備や偶然の要素から独立して投手を評価する指標。投手本来の実力を表す防御率。本来の計算式を使えば、平均防御率と平均FIPに誤差はなくなる。ちなみにヌルデータやデータで楽しむプロ野球は簡易的な計算式を使っているので厳密に言えば正しいFIPではないので注意。今後このブログでは正規の計算式を使ったFIPを使います。


RSAA・・・特定の投手が平均的な投手に比べてどの程度失点を防いでいるかを表す指標。


RSWIN・・・特定の投手が平均的な投手に比べてどれだけ勝利をもたらしたかを表す指標。


LOB%・・・出塁した走者に得点を許さなかった割合を表す指標。


(被)BABIP・・・本塁打を除くグラウンド内に飛んだ打球が安打になった割合を示す。長期間でのBABIPの数値は投手のタイプに関わらずほぼ差がないことが証明されており、平均値(年代によって差はあるが、約.300前後を推移)を大きく外れた場合は運あるいは味方野手の守備力が作用していると考えられ、一般に選手の好不調が本物であるか否かの判断基準に用いられる。


xFIP・・・打たれた外野フライに一定の本塁打を見込んでFIPを計算するのがxFIP。

※投手ごとの外野フライを打たれた数がわからないため実用できません。外野フライ数まで載ってるサイトを見つけ次第多用します。


E-F・・・防御率とFIPの差。結果的な防御率とFIPによる偶然と守備の影響を排除した実力を比較することによって、投手が実力よりも良い結果を残しているかどうかを知る目安となる。標準的にはゼロとなり、数字が大きい場合は投手個人の能力よりも失点していることになるため、不運だった可能性がある。逆に数字が小さい場合は実力以上の結果になっていると見ることができる。


P/IP・・・1イニングあたりの投球数。



=守備系=

RF(レンジファクター)・・・9イニングでいくつアウトを奪えるかという指標。ただ、あまりにも他に作用することが多すぎるのであまり重要視はされない。ただ日本で使える守備指標はこれとRFを少し発展させたものぐらいである。


RRF・・・RFにチーム投手陣の奪三振・ゴロ/フライ傾向・左右傾向・チーム守備力などいくつもの補正を加えた指標。 リーグ同一守備位置の平均的な選手に比べて何倍アウトを取ったか。


Plus Plays・・・RRFからの数字で同じ機会数をリーグの平均的な守備者が守る場合に比べ、いくつアウトを取ったかを表す指標。


UZR・・・選手の処理すべき範囲において、守備でどれだけの得点を防いだかを表す指標。ただし個人で算出するのはほぼ不可能であり、日本ではどこの会社も調べてない(または公表されていない)ので日本では使うことができない指標である。ただ年度によっては調べられている(発表されている)年もある。


DRS(守備防御点)・・・平均的な守備力を持つ選手と比べ、守備でどれだけ失点を防いだか、または失点したかを表す指標。UZR同様個人での算出は不可能である。



=その他=

PF(パークファクター)・・・ホームラン、ヒット、得点などについて、同一リーグの他の球場に比べてある球場ではどのくらい出やすいかを表した指標。


ピタゴラス勝率・・・チームの総得点と総失点から期待される勝率を導き出す式。

大体こんなものでしょうかひらめき電球?セイバーを知ってから野球観がかわりました目特にBABIPを初めて知った時は衝撃でした・・・えっ


参考になれば幸いです音譜