東日本大震災から2年。

同じ東北に住んでいる身として、この日の出来事を忘れてはいけません。

私は、今日この日を「生きる」ことについて真剣に問い直す日だと考えました。

震災のことではありませんが、家族のことを書いてみました。

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この前、ある情報番組で、ブログを書いてアップすることは「自己満足でしょ。」という発言を聞きました。

私は確かにその側面もあると思いますが、それ以外の理由もあると思いました。そこで、自分がなぜブログを書いているのか整理してみました。



このブログは

「うじパパ、ママ、ベビちゃんの生きた証の記録」

「我が家のいのちの記録」

だと思って、私は書いています。



今感じたこと、考えたこと、嬉しかったこと、楽しかったこと、笑ったこと、悲しかったこと、辛かったこと、悔しかったことなど、様々な想いを記録しています。


記録の目的は、将来、自分や息子が振り返って、ママのことを思い出せるようにするためです。


私が恐れるのは、ママと過ごした我が家の記憶を忘れることです。ママはとても素晴らしい人だったと、息子に語るのが私の夢です。そのためには、話したいことを忘れる訳にはいきません。


ブログを書く第一の目的は、私達家族のためです。



しかし、これだけならわざわざインターネットを通して公開する必要はありません。


そこで、ブログを書く第二の目的が出てきます。

その目的は、我が家の記録を少しでも見ていただき、見ていただいた皆さんが子育てについてや、生きる意味を見つめ直す機会になってほしいからです。

私は、例えば子育てで考えると、経験したことのない人が子育てについて語れないとは思っていません。ただ、子育てを経験しているからこそ、見聞きする以上に喜びや大変さを身近なこととして共有できるとは思っています。

前述した子育ての経験で大事なことというのは、単に「父親」であることだけではありません。

母親と似た役割を担った経験のことを指しています。24時間365日子どもと一緒にいる、子どもが泣き止まない、休みたくても休めない、相談する人がいないなど、母親の苦労は父親にはわからないことが多いです。もちろん喜びはたくさんあります。でもやっぱり、子育ては大変なんです。

子育てを経験して、私自身、経験することは非常に意味のあることだと思いました。



出産で私達のような経験をした人は、症例から見てもほとんどいません。

できれば起きてほしくなかったし、ママにかえってきてほしいし、二度と同じ経験をする人が出ないでほしいと願っています。

とても辛く悲しい経験ですが、経験したからこそ考えたことがたくさんありました。そして考えるごとに、ママが命懸けで産んだこと、ベビちゃんが日々成長していることが大きな我が家の財産になっていきます。



この財産は、皆さんにも分けられるものだと思っています。


私達が普段当たり前に過ごしている時間が、実はとてもかけがえのない大切な時間だと気づくきっかけになると確信するからです。

もちろん、ブログの中には大したことのない記事がたくさんあります。

ただ、このブログには自分の気持ちを率直に書いているつもりです。

何か皆さんが考えるきっかけになれば、とても嬉しいです。



ちなみに、このブログの最後の記事は、息子に宛てたメッセージにしようと思ってます。まだブログには載せられない自分の気持ちもありますし、終わりはまだ先です。少しずつまとまってきたときに、順次書いていきます。






ママ、ありがとう。

~参考:ママのこと~
「ママに起きたこと」