今日7月11日は、
ママとパパの付き合った記念日ですクラッカー
今日で12回目になります目

記念日の今日は、
ママに起きたことについてお話します。

以下、
ママとお別れのときに
パパが話したことを載せます。
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62日午後1023分、妻は命懸けで元気な男の子を出産しました。
名前は、事前に妻と決めていた「○○」と名付けました。
息子○○は、私達夫婦の宝であり、
3人で描く未来は、幸せそのものでした。

しかしながら、

妻は出産に至る前から、

妊娠高血圧症によるHELLP(ヘルプ)症候群という病魔と闘っていました。

6月2日の夕方までは異常なく妻は元気でしたが、

午後6時あたりから急激に血圧が上昇し、

出産まで上腹部と背中に激しい痛みと闘いました。

その進行の速さは、全国でも過去にほとんど例がなく、

それが原因で、出産の3時間後に、

妻は脳出血を起こし、

さらに心肺停止という事態に陥ってしまいました。

病院の迅速な対応で脳の手術は成功し、

人工心肺を付けて妻は2週間、生きようと懸命に努力しました。


しかし残念ながら、


615日午後815分に、

家族全員に見守られて、妻は天国へと旅立ちました。

 

今回の妻に起きた出来事で、妻には全く非はありませんでした。

少し血圧が高かったものの、許容される範囲内でした。

食事にも毎日気を遣っていました。

毎日欠かさずに散歩や運動もしていました。

お腹にいる子どもを守るため、

自分を守るため、

妻は妊娠中から必死に努力しました。

病院の方も迅速に適切な対応をしてくださいました。

出産のとき、あと1分遅かったら、


2人とも助からなかったかもしれないと聞きました。

ギリギリの状況の中で、

妻や病院のスタッフの方は、最大限がんばってくれました。

妻と○○病院の方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。


さらに、

妻はこのような状況でも、母親の仕事を努めました。

人工心肺を付けながらも、母乳を出して、息子に初乳ができました。

また、毎日、息子を胸の中でだっこしてくれました。

お母さんの胸で眠る息子の落ち着いた優しい顔や、

お母さんのおっぱいを懸命に探して吸う姿を、

お父さんは一生忘れません。

母親として、

女性として、

一人の人間として、

私は妻を誇りに思います。

 

これまで皆様には、

妻に対して数々のご支援を賜りましたこと、深く感謝申し上げます。

妻は天国へ旅立ちましたが、

いつも私達の側にいてくれると信じています。

皆様には、これまで同様のお付き合いをお願いしまして…

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