石膏デッサンのはじめの基礎 | 講師大谷のブログでございます。

石膏デッサンのはじめの基礎

たまには受験勉強のことをかいてみます。

ちょっと、デッサンの技術的なお話を…。

正直デッサンは技術で書くべきものではないと思ってます。
なんてんですかね、ハートで描くもんです。
観察した結果を、優しさで見る人間に伝えるもんであって、技術で描いたところでなんらえるものはないというのが、一講師としての持論でありますです。
大事なのは見方!

がしかし、そういっていてもやはり技術は大事かも。
というか、技術以外を文章で伝えるのはむつかしい!
なので、技術以外が知りたい場合は受講してください。

ということで、ちょっと技術的なことを書いてみようと思います。

とはいっても、書き出しの作業の方法を少しだけですけどね。


まずは鉛筆の削り方です。
いろいろな方法があるらしいですが、オススメはこれです。

photo:01



6面作ります。軸の面と面の角から削っていくと削りやすいです。
6面にする理由はいろいろあるのですが、第一に持ちやすいってのがあります。軸の6面と同じ理由ですね。
第二に、角が増える!これです。消しゴムの角と一緒で、角がある方が力がかけやすいのでシャープにりょうしがだせるのです。

6面作る時、軸と芯は面一に合わせます。というより、他に面は作りません。
へんなめんがふえるほど、それが紙に当たって傷をつけます。反対に面が凹んでしまった場合、力をかけるとそこから折れます。強い調子をいれる時に大問題。

鉛筆が削れたら次はイーゼルの配置。

石膏像の近くから描く場合は低いイーゼルを使用しますが、その際のイーゼルと自分とモチーフの位置関係はこんな感じ。

photo:02



一直線に並ぶようにします。
モチーフと画面を見比べる時に、目を立てに動かせば簡単に比べられるため、こんな位置にします。中イーゼルで描く場合はできませんが、前列ならこれがベスト。目を動かす距離が短いほど覚えている情報は増えるし、目を動かす動きが小さいほど、頭の位置も動かず、性格に判断することができます。

画面の高さは描くモチーフの構図のしたギリギリまでパネルをあげています。

photo:03



ただ、これは上げすぎると手が届かなくなる場合もあるので程々に…。
意外な程パネルは低く設置しがちです。構図のしたの方が描きにくくなり、手をつけないという情けないデッサンを描いてしまう場合もあります。意識して気持ち高めに設置した方が、構図もとりやすいはず。

今回はここまで!



さて、じかいはいつになることやらw



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