便利な心理学のアブナい罠とは?
我々ビジネスマンにとって必修とも言える心理学ですが、
ぶっちゃけた話、これが けっこーいい加減です。
…いえ、別に心理学を否定するつもりではないのです。
ないのですが、実際のところ、心理学で言われている心理作用は、その効果を発揮するのに様々な条件や制限があったりします。
心理学では当たり前のように言われていることでも、現実はそう理屈通りにいかないワケです。
なので、心理学で言われているような心理作用が現実に、どんな時、どんな条件下で有効に働くのかを
しっかり見極めておかなくてはいけません。
でないと、せっかくの知識が宝の持ち腐れになってしまいます。
例えば、ビジネスや恋愛でもよく言われる心理学に、
「単純接触効果」と言うモノがあります。
単純接触効果とは、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果(byウィキペディァ)のことです。
まあ、要は「会えば会うホド好きになる」ってことですね☆
さて、アナタはこの単純接触効果をどう思いますか?
優は「んなワケね~だろ!」と思いますネ♪
…いえ、心理学を否定するつもりではなry
…コホン。
以前、優はとある家電量販店でセールスをしていた事があります。
で、その時の同僚に もんんんんんんんのすごく嫌な奴がいたんですよ!
同僚なので当然、毎日のように顔を合わせていましたが、ハッキリ言って入社から退社まで大嫌いなままでした。
あった回数が多けりゃ好感を抱くなんて事は全く、微塵も、電子の質量ほどもありませんでしたね。
…まあ、ここまで極端でないにしても、誰にでも嫌いな同僚や同級生などはいるでしょうし、今まで嫌な奴だと思っていたのに、ふとした事がキッカケで「やっぱり良い人かも?」と好感を抱いたり、
逆に、今までいい人だと思って好感を持っていたのに、まさかあんな人だったとは…みたいに好意が下がる場合もあるでしょう。
繰り返し接すると好意度や印象が高まるのなんて、「初対面で ある程度の好意を持ち、尚かつ、その好意が覆るような事件や事故が無い場合」くらいじゃないでしょうか?
とにかく、会った回数が多いからと言って必ずしも好意が高まっていくわけでは無いのです。
「マメな男がモテる!」と聞いてマメになった男がふられるのはそーゆー理由です。相手に好感を持たれていない状態で、いくらマメに接触しても無駄なのです。
自分がやられる立場になってみれば分かります。
「この娘と付き合うとか無いな」と思っている相手から1日に何回もマメに連絡してこられたらウザイってか怖いのです。
得意になって携帯でメールを打ちまくっている学生時代の優に言ってやりたい!
逆効果だと!
…コホン。まあ、優のほろ苦い青春の1ページはさておき、
このように、心理学は現実に活かすための条件や制限が結構シビアなモノが多いです。
何も考えずに心理学を盲信すると痛い目にあいますので、よく考えて使いましょう!