お客さんに「正直な人だ」と思ってもらうには
人間、誰だって欺させたくなんかないです。当然ですね。だから、お客さんは我々販売者を中々信用してくれません。
洗剤はCMで言うほど汚れは落ちないし白くもならない。販売者は商品の良い所しか言わない上に大げさに誇張するモノだとお客さんは知っているのです。
これでは信用してもらえるハズがありませんね。
…と、そんなワケで今回は「商品の悪いところを言おう」です。
悪い所…つまり、その商品の欠点、弱点、ライバル商品と比べて劣る部分と言うことです。
「いや待て、そんなこと言ったら余計に買ってくれなくなるだろ!」と、思われるかもしれませんが そんなことはありません。売れます。
お客さんは、「販売者は商品の良いところをしか言わず、しかも誇張するものだ」と思っています。
思っていますので、逆に、あえて悪いところを正直に伝える事で、お客さんに「お、悪い所もキチンと説明してる。こいつは少しは信用できるかも」と思ってもらえるのです。
いやまあ、もちろん「悪いところを言え」と言ったからって、「この商品は何の効果もありません」とか「この商品は危険です」とか言ったら駄目です(笑)。
…というかそんな物は売ってはいけません。
悪いところを言うにしても、「言い方」があります。
要は、「悪いところを言った後で良いところを言う」のです。例えば、「お時間はかかってしまいます(悪いところ)が、仕上がりの美しさは業界1(良いところ)です。」など。
こうすることで、悪いところを正直に言っているにもかかわらず、悪いイメージは薄まり良いイメージが強調されます。しかも お客さんに信用されます。