会場→新宿シアターブラッツ

出演者→グランジ・五明、ピクニック

グランジシャッフル祭りDAY。グランジヲタを自負しているくせにこの回しか行けずすいません。以前のシャッフルコンビで見てから、また見れたらいいなあと思っていた五明さんとピク兄の同級生コンビ。まさか単独のような枠で見ることができるなんて思いもしませんでした。ということで相当ハードルを上げつつ。思ったよりブラッツは満員に近い感じの中、15分押しでスタート。

暗転後、白シャツに黒いパンツ姿のお二人が登場。前回のシャッフルコンビでの掛け合いのネタ+αな雰囲気。
五・ピク「どこでこんなに変わったんだろう?」
五「出生時3680g」ピク「出生時3680g」
五「小学六年生、158cm」ピク「小学六年生、158cm」
五「中学三年生、182cm」ピク「中学三年生、161cm」ピク兄に走る閃光。
五「そして現在、188cm」ピク「そして現在、162cm」ピク兄に走る閃光。
五「遺伝かなあ?」ピク「いや、遺伝じゃないよ」
五「お母さん、160cm」ピク「お母さん、160cm」
五「お父さん、182cm」ピク「お父さん、161cm」ピク兄に走る閃光。

五「でも、小さいほうがいいよ」ピク「何がいいの?」
五「・・・七人のこびとオーディションがあったら受かりやすい」ピク兄に走る閃光。

喉が渇いたので飲み物を取りに行く二人。五明さんは牛乳、ピク兄はコーラ。またもやピク兄に走る閃光。

・オープニングV
学校で学ラン姿でぴこぴこ動くごめぴく。

・コント�『あ?』
すれ違いざまにぶつかり、「あ?」だけでケンカに。ピク兄に簡単に投げ飛ばされまくる五明さん!迫力満点!最終的にはカラオケで『シーソーゲーム』を歌い合い・・・。初っ端から二人の魅力が存分に出ていたコントでした!

・コント�『数』
学校の休み時間にちょっかいを出し合う二人。お互いに牽制しまくりの後半が楽しくて仕方ない。子どものこういうしょうもない争いって面白いなあ。

・コント�『D列E列』
映画館で五明さんに前に座られてしまうピク兄。工夫してスクリーンをみようとして四苦八苦の末・・・。イスに寝転ぶ五明さんを見てついピク兄が笑っちゃってました(笑)。

・コント�『3の2』
合唱コンクールで『マンピーのGスポット』。五明さんが髪を振り乱しての指揮!女子3人が歌い、ピク兄は「Gスポット♪」の箇所の手拍子だけ。いや、もうこれは素材がいいですよね。

・コント�『3日後』
十字架に磔にされた五明さん。そこへ通りかかったひとりの子ども。「おじさんかわいそうだから助けたい」と言いながらもお腹を触ったり、十字架に洗濯物を干したり、腰巻の中を覗いたりとやりたい放題。いたずらに勢いがつきすぎたのか、弄ぶ側の役なのにすっ転ぶピク兄(笑)。

・コント�『3の3』
今度は『北の国から』の合唱。ピク兄が指揮で、五明さんは指揮に合わせて「じゅんー」。最後の「子どもがまだ食べてるでしょうがー!」が最高。

・コント�『神の声』
渋谷の駅前でよく見かけるような黄色いプラカードを持ったピク兄。そこへ神の声が・・・。『3日後』で苛められた神様の心の叫びが切々と(笑)。後半は下ネタ押しな感じで。

・コント�『愛をください』
憎みあうチンピラふたり。でも実は動物がだいすき。テレビから動物関係のフレーズが聞こえるとついニコニコしてしまう。最後は刺しあいながらも流れてきた『ZOO』の動物フレーズに心奪われっぱなし。このコント、面白いながらも切なくなってしまったのは、本当は優しくて憎しみあってなんかいないんだろうなというのが演技から伝わってくるからだったんでしょうね。そういうバックボーンまで短い時間の中で見せてくれるお二人の演技力ってやっぱりすごいです。

エンディング。
鳴り止まない拍手に戸惑う五明さん。「こんなに拍手もらえるもんなんですか?」。ごめぴくの目指すところはラーメンズかバナナマンだそうです(笑)。また年に一度くらいはやりたいと話していたのでこれはまた本当に実現しそうな予感。
和気藹々と告知などをしていたのですが、ピク兄が仕切りだすと五明さんが「リーダーはオレでしょ?」と怒り始めて・・・。またもや乱闘!最後は他の芸人さんたちもたくさん出てきて(一瞬だったので大さん、長澤さん、ジャンポケ太田さんしか分からず・・・)一斉にピク兄になぎ倒されて見事な茶番で終了~。と思ったらピク兄だけが静止した状態でその場に・・・。
ナレーション「おばあちゃん、なんでこんな所に銅像があるの?」「これはね、昔、五明という鬼から村を救ったピクニックさんの像なんだよ。たかし、お前もちゃんとお祈りしておきなさい」
そこへ通りかかった五明さん。「これがあのピクニックの像か・・・。ちっちゃ!(笑)」


最後までぬかりなく笑わせてもらいました!いやいや素晴らしかったー!あの拍手の量が物語っていたと思いますが、本当に完成度が高くてちょっと驚いてしまうくらい。前半は結構1つのテーマでしつこく笑わせてくる感じで、後半はストーリーが感じられるネタで。そういうバランスまで全部がしっとはまっていたように思います。やっぱりあの二人のコントラストもすごくいい味出てるんですよね。ちっちゃくてズル賢いピク兄と、大きいけれどいじられる五明さんというキャラは見ていてすごく楽しいしワクワクします。早く次回も実現しますように!開演を待っている間に少し耳に入ってきちゃったんですが、大さん長澤さんコンビもすごく良かったみたいですね~。聞いちゃうとやっぱり見たかったなあなんて思うのでした・・・。