明け方の地震に飛び起きる
すぐにも布団を抜け出したい気持ちをぐっと抑える
行動は揺れが収まってから
だけど
長い
ようやく起き出して家の中を見て回る
家族は起きてもいない
TVをつけようとして思い直し
おはスマに合わせて聴くつもりだったラジオに耳を傾ける
やっぱり震源はここではなく
遠く離れた東北の地
津波
警報
原発
避難
耳に飛び込む単語が一瞬で「あの日」に引き戻す
手足が冷たくなっていく
流れてきたのは馴染みのあるイントロ
「らいおんハート」
気づけばおはスマが始まっている
そして浮かんでくる
あの日から変わらぬ彼らの姿勢
彼らが続けているのは
単なる「呼びかけ」ではない
当事者として頭を下げ
「お願い」しているのだ
彼らは壁を打ち壊す
彼らは壁を乗り越える
彼らは一瞬で向こう側に行けるし
こちら側に来られる
だから誰の側にも立てる
夜になり「パラフェス」の様子がツイッターに飛び込んでくる
彼らはここでもまた当事者として存在していた
他人事にしない
傍観者にならない
ファンもまたそうでありたい
私たちは叫んでいいし叫ぶべきだと思う
I need SMAP!
We need SMAP!!