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またもブログネタの話ですがね。こないだ総選挙のあったAKB。
つっても私、実はAKBの誰一人顔名前が一致しません。
ゴメンナサイ、いきなり、記事の大前提を否定してしまってますが、しかしながら、前から興味と賞賛の念はあったのです。マジで。
彼女たち個人個人がどうとかではなく、大成功したビジネスモデルとして。
いや、知れば知るほどよくできてるよこれ。48人という大人数のグループで、メンバーをファンの直接選挙で入れ替えるという前代未聞の手法。
メンバーひとりひとりは、身近さを感じる各学年にひとりくらいいそうなちょっと可愛い女の子を集めてきて、ひたすらメディア露出と握手会などによるファンとの接触を増やす。
それで固定ファンがついて「僕が支えてあげなきゃ」とか思わせたら、何百枚とCDを買う猛者も出てくる。
メンバーひとりひとりは言ってしまえば使い捨てで、無茶ブリを消化させつつ人気がなくなった順に入れ替えていく。新鮮さを保て、かつ定期的に話題を供給し関心を集めることができる。一石何鳥ものアイデアだわ。
ゴリ押しとかここでは書けないようなことをさせてんじゃないかとかいろいろ批判はあるし、その批判も的外れだとは思わないけど、しかしアイドル志望の少女たちと、それに貢ぐファンとから二重に搾取するシステムでありながら、彼ら彼女らに自発的にそうさせている。
おそらく今の流れなら今後もAKB志望の女の子は増え続けるだろうし、コアなファンの朝貢もどんどんエスカレートしていくのでしょう。
完璧だね。アイドルより、このシステムを考案し、かつなりふり構わぬやり方で軌道に乗せたプロデューサー氏に一票さしあげたい。心からの敬意をこめて。
世が世なら、大教団の教祖にもなれただろう。そして死後の世界なんてものが真実あれば、確実に地獄いきの人物だとおもう。