三浦しをんさん原作で2012年本屋大賞を受賞した作品
とのことで映画化が決定された時から
「観たい!」と思っていました。
ミーハーなので、話題になると見たくなる。苦笑
原作は全く、読んでいません。
元々、本を読むのが苦手です・・・。
それでも、頑張ってビジネス書や新聞は読むように
していますが、それでいっぱい×2で、
なかなか小説まで読む気力が出ないんですよね・・・
映画なら、ず~っと見てられるんですけど
■映画「舟を編む」感想
※ここからはネタバレあります。
評価:☆3つ
「辞書」をつくる。
辞書は小さいころから身近にあるけど、その製作工程を考えたことはないし
知る機会もない。
そんな、辞書製作の現場のお話。
あんなに分厚く情報量の多い本を
学者1人と2~3人の編集者で作成していることに、まずびっくり。
そのメンバーで10年以上かけて作業をしていく。
この映画は、1冊の辞書が出来上がる10数年を描いています。
主人公は、辞書の企画~完成まで携わる
真面目を絵にかいたような
「馬締 光也 (まじめ みつや)」
真面目で本が大好き。その反面、人とのコミュニケーションは苦手。
その役を俳優の松田龍平さんがやっているのだけど、
すごくはまり役。
どんくさいけど誠実な青年の雰囲気がすごくよく伝わりました。
コミュニケーションが苦手だけど、それを一生懸命克服して
周囲の人たちと暖かい関係を築いていく姿が、けなげで良かった。
また、主人公を取り巻く人々とのふれあいが
とても暖かくて、ほのぼのして幸せな気分になりました。
ただ、
辞書製作の現場を知れた面白さはあったのですが、
それ以外の部分、
人間関係や主人公の日常などがちょっとありふれた感じがしちゃいました。
先が読めるというか、なんか物足りないというか・・・。
もしかすると、
出てくる人間関係や体験をすでに自分が経験済みなので
新たな気づきが得られなかったことに原因があるのかも。
ほんわか幸せな気分になりたい時に
お勧めな映画です。