10月に大阪羽曳野市の小学校に一日入らせて頂き、児童の視機能スクリーニング検査をさせて頂きました。
その後、結果を踏まえながら約3か月の期間を全校でビジョントレーニングを実施して下さいました。
そして先週の水曜日、初回検査時と比較してどのように変化しているかをチェックする為、 児童の視機能スクリーニング検査を再実施させて頂きました。
この結果、殆どの児童が眼球運動(追従性・衝動性)とともに、輻輳系の問題を重複していた児童も初回検査時と比較して有意な変化が認められ、劇的と言って差し支えないほどの大きな伸びが認められました。
担任の先生方はもちろん、児童自身も変化を自覚できているとの嬉しい御報告もあり、ビジョントレーニングの力を改めて実感することが出来ました。
全てのケースでビジョントレーニングが万能とは言いませんが、効果測定に必要な適切な事前アセスメントとツール(眼鏡や代替機器)が必要な子には適切なものを使用させてあげて、そのうえで子ども自身が持つ力を引き出す方策として、『ビジョントレーニング』は非常に有効な方策であると明言できます。
これらは、療育や学校の中で視機能のアセスメントも行わず、やみくもにビジョントレーニングを行うこととは全く違います。
適切な手続きのもとにビジョントレーニングを行う分には、視覚機能の向上と学習意欲の向上に有効であることは立証できたと感じます。