東京三鷹に「天命反転住宅」 というイリュージョンのような建物があるのをご存じですか?
天命反転住宅についてはこちら
http://www.rdloftsmitaka.com/concept/
室内の様子など(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=vqpi8XqrDpI
まあ、とにかくなんとも不思議で魅力的なのですが、
すごいのは外観だけではないのです。
そこにいると「知覚」が変わります。
我々は、基本的には知覚に基づいて思考するわけですから、
考え方が、もっというと生き方が変わるのです。
ちなみに、人との関わり方も随分変わります。
私はまだ数回しか滞在していないのですが、
毎回行く度にそのことを確信します。
その天命反転住宅にて6月1&2日と連続で、
面白イベントを行います。
第一弾は、こちら。
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日時:6月1日(金)14時~16時
場所:三鷹 天命反転住宅 3F303号室
登壇者:安田登 さん (下掛宝生流能楽師)、藤田一照 さん (曹洞宗僧侶)、藤本靖 (ボディワーカー、身体論者)
テーマ:能・禅・ボディワークからみる「間(あはひ)の世界」
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藤田一照さんとは、数年来、曹洞宗主催のコラボセミナーで道元禅師の教えをカラダで読み解くという作業をご一緒させていただいています。
その内容を書籍化する中で、どうしても「間(あはひ)」というテーマをとりあげたい、
「間(あはひ)」といえば「安田登」さん、
そして、「間(あはひ)」といえば「天命反転住宅」、
とすべてが流れるように自然に決まりました。
☆安田登さん
☆藤田一照さん
みなさんもきっとそうだとおもいますが、
私にとってはもう本当に大好きとしかいいようがない魅力的なお二人です☆
そして、第二弾はこちら。
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(企画名)「天命反転住宅で子育てについて語る」
(日時)2018年6月2日(土)11時~16時頃(二部入替制)
(場所)東京都三鷹市 天命反転住宅 3階303号室
(目的)「子供を大人化するのでなく、大人が子供から学ぶ」という視点から、従来の子育てのあり方を根本的に見直し、親が抱える子育てに関する様々な悩みを解決するためのヒントを提案する。
(背景)
・子育て中の親の多くは、「子供が思い通りにならない」ことに悩みを持っている。
・不自然で不自由な現代の生活・社会環境において、大人の規範通りに子供が行動するのを期待すること、それを誘導するような子育てのあり方には無理がある。
(方法)
・天命反転住宅というより自然に近い環境に入り、今までにはない知覚情報を受け取ることで、子供がどのような行動をとるかを詳細に観察する。
・子供が本来持つ自由な創造力と可能性に出会うことで、大人が自らのあり方を変革させるきっかけをつくり、子供と大人が共存するためのライフスタイル、子供と大人の新しい関わり方について提案を行う。
(内容)下記二部構成
11時~13時“第一部:天命反転住宅で、子供の創造力に出会う”
・天命反転住宅に出会った子供がどのような行動をとるかを観察
・大人と子供が一緒になって”遊び”を探索する
(スケジュール予定)
11:00~11:30:子供がフリーで遊ぶ
11:30~12:00:道具などを使って大人も一緒に遊ぶ
12:00~12:30:適宜遊びを延長するかディスカッション
12:30~13:00:親御さんと登壇者でディスカッション
登壇者:
*稲葉俊郎 さん(東京大学病院循環器内科医)
*小木戸利光 さん(アーティスト、俳優)
*藤本靖 (ボディワーカー、身体論者)
*小室弘毅 (関西大学准教授)
14時~16時 “第二部:天命反転住宅で、子育てについて語る”
・大人が子供から学ぶという視点で、新しい子供との関わり方について話し合う
(スケジュール予定)
14:00~14:30:登壇者、可能なら親御さんから午前中のふりかえり
14:30~15:00:それをふまえての登壇者のコメント、ディスカッション
15:00~15:30:参加者からの質問とそれへの応答
15:30~16:00:天命反転住宅での子育て経験のある山岡監督への登壇者からの質問とそれへの応答
・登壇者
*藤田一照 さん(曹洞宗僧侶)
*稲葉俊郎 さん(東京大学病院循環器内科医)
*小木戸利光 さん(アーティスト、俳優)
*山岡信貴 さん(映画監督)
*藤本靖 (ボディワーカー、身体論者)
司会:小室弘毅 さん (関西大学准教授)
<主催>
藤本靖(環境身体学研究所代表)
小室弘毅(関西大学准教授)
岡村心平 (関西大学非常勤講師)
<共催>
関西大学(東西学術研究所身体論研究班)
荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所
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”四角いコンクリートに囲われた中、大人の都合でつくられた秩序に従って育てられている子どもたち。
それでも生命力、創造力、遊び心を火花のように弾けさせてくれる。
人間のあらゆる知覚が刺激され、拓かれ、研ぎ澄まされる奇跡の空間である天命反転住宅に、この子たちを連れて行ったら一体どうなるのだろうか?”
1歳のわが息子と日々過ごして感じた問題意識を、
そのまま企画にしました!
そんな思いに、応えてくれたメンバーたちに心より感謝です。
(みなさまのプロフは最後にあります。)
☆稲葉俊郎さん
稲葉さんがお子様とどのように関わっているのかをものすごく知りたい!いろいろ想像してしまうのですが、実際はどうなんでしょうか?
☆小木戸利光さん
6歳の息子さんがいるようにはとても見えない小木戸さん。その純粋で、美しく、熱い魂でどのようにお子様と関わっているんでしょうか?
☆藤田一照さん
大学院では、乳幼児の運動発達の実践的研究を行っていた一照さん。どんな目線で子供たちをみているんでしょうか?
☆山岡信貴さん
天命反転住宅で出産から子育てをして、そのプロセスをドキュメンタリー映画とした山岡監督。ただものではない雰囲気が漂っています!
そして、この面白企画を一緒に立ち上げてくれた
関西大学のお二人。
☆小室弘毅せんせい(かっこよすぎる!)
☆岡村心平せんせい(やさしくて、頭がきれる!)
そして、この企画にご参加くださるみなさま!
本当にありがとうございます。
覚醒の二日間をご一緒できるのを楽しみにしています。
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<登壇者プロフィール>(敬称略)
*藤田一照(ふじた・いっしょう)
愛媛県出身。灘高校から東京大学教育学部教育心理学科を経て、大学院で発達心理学を専攻。院生時代に坐禅に出会い深く傾倒。28歳で博士課程を中退し禅道場に入山、29歳で得度。33歳で渡米。以来17年半にわたってマサチューセッツ州ヴァレー禅堂で坐禅を指導する。
2005年に帰国し現在も、坐禅の研究・指導にあたっている。曹洞宗僧侶。Starbucks、Facebook、Salesforceなど、アメリカの大手企業でも坐禅を指導する。
著作に『現代坐禅講義 – 只管打坐への道』)、共著に『アップデートする仏教』、『安泰寺禅僧対談 』、『禅の教室』、訳書に『禅への鍵』『法華経の省察』、『禅マインド ビギナーズ・マインド2』など。
*稲葉俊郎(いなば・としろう)
熊本県出身。医師、東京大学医学部付属病院循環器内科助教。医学博士。心臓を内科的に治療するカテーテル治療や心不全が専門。週に一度行っている往診による在宅医療では、心臓以外の病気もすべて診ている。東京大学医学部山岳部の監督を務め、涸沢診療所(夏季限定の山岳診療所)も手伝い、夏には山岳医療も行う。医療の多様性と調和への土壌作りのため、西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修める。
未来の医療と社会の創発のため、伝統芸能、芸術、民俗学、農業など、あらゆる分野との接点を探る対話を積極的に行い、講演・勉強会なども各地で行っている。2011年の東日本大震災をきっかけに、医療の本質や予防医学を広く伝えるべく、個人での活動を始める。音楽、絵画などにも造詣が深く、さまざまなジャンルにおいて医療との接点を模索。自身も絵を描いたり能を習うなどして、歴史や体と向き合っている。
著作に『いのちを呼びさますもの—ひとのこころとからだ—』、共著に『見えないものに、耳をすます』(ともに、アノニマ・スタジオ)。
*小木戸利光(こきど・としみつ)
福岡県出身。イギリス・ノーザンブリア大学にて、演劇・パフォーマンスを専攻。アーティストとして、音楽、文芸、パフォーマンス作品を発表。俳優として、映画、ドラマ、舞台、ドキュメンタリー番組に出演する。主な出演作は、NHK「あんとき、」(主演)、映画「ゴーストヴィジョン」(主演)加藤秀幸監督、「菊とギロチン」瀬々敬久監督、「飢えたライオン」緒方貴臣監督、「ナイトクルージング」佐々木誠監督、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」若松孝二監督。著書にエッセイ集「表現と息をしている」(而立書房)がある。2018年、国連SDGsの理念に賛同した、平和教育を普及するための組織「Theatre for Conflict Resolution」を発足。教育機関において、演劇的な手法を通じて、物事への多層的な観察力、他者への共感力を養うための実践的な授業を行っている。紛争解決と社会変革に情熱とスキルをもつ次世代のアジアのリーダーを育成するためのキャンパスアジアプログラムでは、講師として招かれ、日中韓の早稲田大学・北京大学・高麗大学の学生たちとともに、同手法を用いた演劇づくりに取り組んだ。「戦後世代の語り部育成事業」の一員でもある。
*山岡信貴(やまおか・のぶたか)
大阪府出身。大学卒業後、映像技術サービスを手がけるIMAGICAでカラリストやゲームプログラミングなどの業務を担当。並行して自らの映画制作にも取り組み、国内外の映画祭で招待上映や受賞を重ねる。独立後は映像制作を軸としながら、実験映画やドキュメンタリー映画を制作。現在は株式会社プラスディーでプロデュースから監督、編集、撮影まで、映像に関わる幅広い業務に携わる。
「PICKLED PUNK」(1993年) ベルリン国際映画祭他正式招待作品、「Zeki, Florian and Kelly!」(1997年) マドリッド国際映画祭他正式招待作品、「PIG'S INFERNO」(2000年) リオデジャネイロ国際映画祭他正式招待作品、 「ソラノ」(2005年) シンガポール国際映画祭他正式招待作品、「天然性侵略と模造愛」(2005年) プサン国際映画祭他正式招待作、などの作品がある。「縄文にハマる人々」シアター・イメージフォーラムにて2018年7月公開予定。
荒川修作と天命反転住宅のドキュメンタリー映画「死なない子供、荒川修作」監督。
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