その前に彼女にライン

ケツカメラマジヤバイんですけど
もしこれでガンとか言われたら
何もやる気起きませんよ。

診察室で検査結果を聞く事に

詳しくは覚えていないのでこんな流れだったなーという感じ。

「それでは炎症についてですね」

カメラの写真を見せられる

「これがその炎症です」

ほうほうさっきのやつね(ガンかもしれない気持ち5%)

「かなり大きくなっています」

ん?確かに大きいのかな(ガンかもしれない気持ち5%)

「これが先日のCTに移ったこの部分ですね」

はい。それは分かってますよ(ガンかもしれない気持ち5%)

「これはつまんで取ったものの検査結果を見てみないと正式な事は云えないんですが」

なんだ今日わからないのか
え?てかなんか雲行き怪しいんですけど(ガンかもしれない気持ち10%)

「悪い物なんですね」

うん。悪い物?なんか口ごもったような言い方ですな
えっなんなんですか(ガンかもしれない気持ち15%)

「この場合の経験とこの画像からみて、これは色んな出来物のようなものがありますね」

えっちょっと待って説明長いけど
どゆこと(ガンかもしれない気持ち30%)

「今判断出来るものでもあります。⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕⭕」
(なんとも言い表しが思い出せない初めて聞くような言葉を使ってました)

「これは一般的に言う、腫瘍なんですね」

いやいや待って待って
そんなそんな(ガンかもしれない気持ち50%)

「一般的に言うガンなんですね」

は…?

ガン…?

なんで…?なんで…?

なんで…?なんで…?

なんで…?なんで…?

なんで…?なんで…?

なんで…?なんで…?

なんで…?なんで…?

なんで…?なんで…?

なんで…?なんで…?

なんで…?なんで…?

泣きそうになりました。

「病理検査を待たないと確実ではないんですが
これは悪性かと思います」

なんで…?

「大腸ガンと言われる事は考えました?」

なんで…?

「一応先生が印されたのでその可能性もあるのかなとはおもいましたけど…まさか…」

「CTの写真でこれはと思ったんですけどね」

いやいやこっちはガンだなんて実際には
微塵も感じてない人として聞いてたから
そんな素振りわかりませんよ。

この先生心配性な先生だな
っていうのはここに繋がるわけで
確かに分かっていたようだった。

ここから色々説明があるが全然分からない。

手術する病院を選ぶとか
家族はとか
入院はとか
あの病院は専門も多いとか
支える人が必要とか
信頼出来る人が身近にいるかとか

待ってよ病院選ぶってなに
こういうのってすぐにでもやらなきゃじゃないの
んなことすぐわからんよ
どこの病院がいいってどうやって選ぶのよ
死なないの
つかももクロlive行けなくね
杏果ソロコン絶対ムリじゃんまだチケット取ってもいないけど
親には消息不明で二年以上連絡してないし
いきなりこんな説明できるかよ
つか泣くの堪えるの辛いんですけど
など色んな考えが巡る

「この大腸ガンは治ります」

ああそうなのか

その後説明を聞く限り自分が思ったのは
今進行中のガンの問題というよりも
手術の後の話大きい様に思った。

まず整理させて下さい。と
一旦席を外す。

外に出てまず彼女にLINE
マジでガンなんですけど

そして会社の大腸ガン経験者の先輩に電話

優しい泣きそうなる

今動揺してるだろうけど
落ち着いて
状況を把握するんだ。と。
進行具合
どこのガンなのか
人工肛門になるのか
この病院で手術するなら執刀医は誰か
話しは出来るか
今全てを決める必要はない。
まず状況を把握すること。

ちょっと落ち着いた。

再度
先生と話をして分かったこと
早期発見ではない。
おそらくステージ3
3の中でも別れるがそれは
病理検査を見ないと本当にわからない。
今後のお金について
社保の内容で高額医療のなにかを使えば
10数万円で納まる事が出来る。
下行結腸ガン
CTを見る限り他への転移らしかものは見当たらない
1分1秒争う必要はない。
腸閉塞になったら緊急手術そうなってしまう可能性はある。
手術まで仕事はしていて大丈夫。
明日ここで手術するなら執刀医に
なる先生と話しが出来る。

これは自分の理解だが
やはり今進行しているガンはもちろん大事だが
本当に大事なのはそのガンを取った後の生活などが
本当に大事なんだと。
そこからが本当の闘病生活なのかな。と。

念のため
肺に転移がないかと脳のCTを取り
会計が一万五千円
また足りませんので給料入ったら
払いますと、一部預け金にて
病院を後にする。

そして会社の仲良い子にLINE
やっちまったよ。
本当にガンだった。と


会社の責任者に電話
所属の責任者に電話
責任者は今日病院に行ってることも知らないし
そんな疑いがあると思ってもいないのでいきなりの
話に困惑
「えっ?なんで?ガン?えっ?なんで?ガン?ちょっと待って?」
状態。
それはそうだろう自分がその立場でも
いきなり何を言ってるんだと思うでしょう。

会社の別の責任者から電話
話を聞いて電話してきてくれたのだと。

皆優しい。

オレが30才にしてガンだという事も手伝っての事とも思う。

30才の大腸ガンの確率は10万人1人

0.001%の確率。

もっと若く発症してしまう人もいるでしょう。

今宝くじ買ったら良いところ当たるかな。



動揺は納まり今はなんだか静かで穏やかな気持ちです。

こんなな穏やか気持ちは初めてです。