公立高校の英語科教師として毎日教壇に立っていると、いろんなことが起こる。
高校生はまだまだ他人とのバランスの取り方が上手でなく、攻撃的な言動をしたり、ちょっとの一言が表情をぱっと変えることが多い。
そんななかでストレスを感じず、生徒目線になって物事を見られるようになるのが一人前の教師なのだろうけれど、そんな無私の境地には、僕のような私欲の塊のような人間が達することはなかなか難しい。
彼らの行動を表す代表的なフレーズは「両極端」だ。
機嫌がいいときは僕に話しかけてきたり、しっかり勉強していたりするが、ひとたび機嫌が悪くなると悪態をついたり、ふて寝したりする。まぁ、そんな生徒はクラスに2~3人くらいなものだが。
小学生になるとこの傾向はもっと顕著になるように思う。
したがって、人間は「両極端」という状態から、だんだん感情の範囲を拡大させ、ニュートラルに近づいていくのではないかと思う。
なんて、アホなことを英語を教えながら感じています。