アルバム『悪の華』に先行してリリースされた2ndシングル。
シングル盤とはアルバムに収録されたものは若干ミックスが異なる。
オリコン初登場第1位。

ボードレールの詩集から取ったと思しきタイトルに
今井寿の当時の心境を垣間見ることが出来る。
事件後だけに
「世の中をなめてる?」
確信犯的なこのメッセージは
彼らがロック・バンドであるという認識を広める契機となる。

復活した今井寿は挑発的な真紅の髪で登場。
当時、ブラックのヘアダイを塗りたくった櫻井敦司の髪毛には、
まだメッシュのように一部残る金髪が初々しい。

1989年12月20日 群馬音楽センター、復帰第一弾ライヴの後、
12月29日 【BUCK-TICK現象】東京ドームのステージで、完全復活を果たす。

赤毛の今井寿は黒白衣裳のピエロスタイルで白マイマイを持って登場。

「【BUCK-TICK現象】と呼ぶ時は自分達にとって大切な時で…
今日も大切なお客さまを5万人も……ありがとう。
言いたいのは……とにかくみんな元気です。みんなも元気で安心した」
櫻井敦司





悪の華
作詞:桜井敦司/作曲:今井寿/編曲:BUCK-TICK



遊びはここで 終わりにしようぜ
息の根止めて Breaking down
その手を貸せよ 全て捨てるのさ
狂ったピエロ Bad Blood

夢見たはずが ブザマを見るのさ
熟れた欲望 Fallin' down
サヨナラだけが 全てだなんて
狂ったピエロ Bad Blood

燃える血を忘れた訳じゃない
甘いぬくもり が目にしみただけ
Lonely days
あふれる太陽 蒼い孤独を手に入れた Blind-Blue-Boy

燃える血を忘れた訳じゃない
甘いぬくもりが 目にしみただけ
指の隙間で この世界がまわる
熱くキラメク ナイフ胸に抱きしめ
Lonely days
あふれる太陽 蒼い孤独を手に入れた Blind-Blue-Boy
Lonely nights
凍える夜に叫び続ける 狂いだせ Blind-Blue-Boy
Lonely days
あふれる太陽 蒼い孤独をたたきつぶせ Blue-Boy
Lonely nights
凍える夜に叫び続ける 狂いだした Blue-Boy