安田です。

聖書の
マタイによる福音書 第9章17節に
次のような聖句があります。

「新しいぶどう酒を古い革袋に入れる者はいない。
 そんなことをすれば、革袋は破れ、ぶどう酒は流れ出て、革袋もだめになる。
 新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。
 そうすれば、両方とも長もちする。」

この聖句から学ぶことは
過去のものは断って
新しいものを入れるということです。

時代の流れというのは
休みなく進んでいくので
誰にもどうにもできないのです。

ただ私たちは
過去の記憶の連続の中で
生きているので

無意識に過去の教えに
執着をしてしまうのです。

無意識に過去に
こだわってしまうのです。

無意識にこだわって
自分で自分を
苦しめることもあるのです。

時代というのは
常に新しくなっているので
新しい時代に合わせていくしか
ないのです。

どんなに過去にこだわっても
過去の時代には
絶対に戻らないのです。

今の時代に合わせるというのは
何歳であっても必要なのです。

時代に柔軟に
合わせられない原因は
過去の記憶が大きいからなのです。

どうでもいい
過去の記憶が
私たちが前に進もうとすることを
最も妨げるのです。

時代の流れが早い
今の時代に必要なのは
「柔軟性」なのです。

なので
「このままで行く」ということは
一切考えない方がいいのです。

今どんなに
安心安定をしていても
時代の流れには
敵わないので

いつどうなるかは
わからないということです。

昔の常識が
どんどん非常識になっていきます。

過去にこだわってしまう人は
使わない物を捨てる習慣を
身につけてください。

物を捨てるというのは
過去と決別するということなのです。

過去と決別をすることで
真空状態ができるので
新しいものが入ってくるのです。

人には器というものがあります。

全てのものを
所有することはできないし
全ての情報も得ることはできないのです。

真空スペースをつくった分
入ってくるということです。

新しい時代に対応していくためには
古い時代の教えを断つことも必要なのです。

教えというのは
永遠に変わらないものもありますが
時代とともに変化することもあるのです。

今の時代の大きな変化は
20世紀は物質の時代であり

21世紀は心の時代に
変化しているということです。

発展途上国は
まだまだ物質面での
向上が必要なのですが

先進国は
次の段階の
心の時代に
入っているということです。

この時代の変化に
気づいている人は
まだごく一部の人だけなのです。

新しい時代に
新しい対応ができないと
時代についていけなくなります。

今は混沌としていますが
この混沌はやがて落ち着いていきますが
落ち着く前に準備をして
おいた方がいいのです。

過去の時代でも
江戸から明治に変わるときは
混沌としていたのです。

過去の時代に
こだわっていた人と

未来の時代に
備えていた人がいたのです。

環境は全く違うのですが
現象としては
同じ現象が起こっているということです。

その現象に気づいている人は
どんなに新しい時代に変化しても
柔軟に対応することができます。

私たちは過去のために
生きているのではないのです。

今と未来のために
生きているということです。

過去がどうであったかではなく
これからどうなるかが
重要なことなのです。

時代の変化は
誰にも止められないので
時代に合った生き方を
目指してください。

古い時代の教えだけでは
どうにもできないことも
あります。

時代に合った
教えというのにも
柔軟に学ぶことも必要なのです。

古いものを断てば
新しいものが入ってくるようになるので
常に真空状態を意識していきましょう。

今回も読んで頂きましてありがとうございました。

安田 悌




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