今朝起き抜けのTVニュースで見た沢田研二さんの年老いた姿。。
おしゃれして・しょげた口からこぼれた言葉を聞いていて
その不器用な生き方に「責める気持ち」だけではない感情が沸きました
昔、あれだけ時代を華やかに飾った大スターだった人が
一般世間とは価値観の違うであろう世界で年齢を重ね
６０歳・７０歳という年齢になり、自分の中のイメージは過去の栄光のままに
「スターであるプライド」を持つことが、いつしか自分の心を支える
唯一の生き甲斐に変わっていき、あの、勘違い行動になってしまったのだと思う
数千人というお客様への感謝よりも、「満席」にこだわり帰ってしまったのは
本当に間違いだと思うけど。。
今朝のTVで自分の言葉できちんと正直な気持ちや反省を口にしたことだけは
私は「あれだけのジュリーなのに偉かったな」って思いました。
間違いだと気づいても、謝ることすら出来ない大人は沢山いるからね。
（さいたまスーパーアリーナなら満席にできるだろうと思った）
（自分にはおごりがあった・自分の実力がなかっただけのことだった。。）
（でも、私にも意地があるんです）と。
もっと上手な嘘をつくとか、誰かのせいにするとか
逃げようと思えば逃げることもできただろうに、ジュリーはそれをしなかった。
人って、２０歳くらいから中身の成長ってあまりない気がします。
ましてや芸能界という限られた世界だけで生きてきた人で
そう簡単に一般人と同じような暮らしに戻れない位に
一時代を風靡するほど有名だった過去があり
その気持ちのまま、時が流れ、世の中が流れ、いつの間にか
老いた自分とついて来れていない心が残った時に
「ほんの小さなプライド」って持っていてもいいんじゃないかな
もしかしたら、そのプライドこそがジュリーの「生きる力」なんじゃないかなって。
そんな小さなプライドが、命を燃やす炎だとしたなら
少し反省した後に、今度は身の丈に合う場所をしっかり選んで
そこで思い切りジュリーらしくその炎を燃やしきって生きてほしいと思った。
過去とは違うことでいろんなことを「諦めないでほしい」と思ったの。
もちろん今回の判断は間違いだったし
してはいけないことだったし、批判されても仕方のないことだったと思う。
でも、あの、肩を落としきった表情・打ちのめされた自信
それでも精一杯カッコつけて仕度して
なんかさ～「おじいちゃんになったんだね。。。。」って感じた。
あのくらいの年齢になると、「は～っ。。。。」って
あきらめのため息をつくたびに魂の炎があからさまに弱くなる。
だから諦めてほしくないんだ。うまく言えないけど。。。
昭和を彩って来てくれた方々が、毎年どんどんこの世を去っていく中で
ジュリーみたいな人が、７０歳にもなった今も
そんな風に揺るがぬプライドや意地を持つことを
私は、そんなに責め立てる気にはならなかったな～。。。。
やっちまったし、相当な不器用な人で、頑固な老人になったジュリーだけど
そういうのもアリなんじゃないかなって。思います。
開き直って大暴れしないだけ可愛らしい気さえ致します（笑）
私が青春時代に大好きだったBAY CITY ROLLARSも歌ってた。
We dont wonna be yesterdays hero～♬ ってね。。。
余計なつぶやきでしたけどね(^^♪
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