こんにちは!

朝ドラ『スカーレット』のHPも削除されてしまい、

淳平君のインタビューの振り返りです!



さよなら荒木荘PART2(酒田圭介役 溝端淳平さん、田中雄太郎役 木本武宏さんインタビュー)


荒木荘での3年間の生活を終え、信楽に帰ることになった喜美子。個性的で心優しい荒木荘の人々を演じたみなさんに、思い出のシーンについてお聞きしました。

荒木荘を去るシーンは本当にさみしかったです 





酒田圭介役 溝端淳平さん

「僕がクランクインした日に喜美ちゃんと初めて会うシーンを撮影したのですが、戸田さんとは10年ぶりの共演なのに、お互い30歳を過ぎて演じるのが、15歳と20歳で。戸田さんはもんぺにセーラー服だし、僕は学生服だし、とっても不思議な気持ちになりました。そして圭介はにこにこしながら喜美ちゃんに向かって『かいらしなー』って言うんですよね。リハーサルの時は正直ちょっと恥ずかしかったのですが(笑)、本番はなんとか純朴な青年に見えるように、と必死で演じました。



医学生で頭のいい圭介がひとたび恋に落ちると人が変わったように舞い上がってしまって『胸うずいてたまらん』『恋やと思うわ』なんてセリフを言ってしまうのがおもしろいですよね。勉強ばかりしてきた圭介にとってもこれが初恋なんだと思って演じていました。ここまで恋をして変わる人の役は初めてかもしれません。




台本を読めば読むほど喜美ちゃんがすてきで、僕自身としては喜美ちゃんを応援したくなるのですが、圭介は喜美ちゃんの気持ちを知らないとはいえ、ひどいことを言ったりするので、心苦しかったです。
特に、喜美ちゃんが作ってくれた大好きなおはぎのことを、あき子(佐津川愛美)の前だからといって『せっかく作ってくれるから仕方なく食べてただけで...』というセリフは自分で言いながら胸が痛かったですね。
優しかった女性スタッフさんたちも、なんとなく冷たい雰囲気になって(笑)、現場にいづらかったですね。


荒木荘を去るシーンでは、本当にさみしかったです。僕自身は『喜美ちゃんを選べばいいのに』と思っていましたから。喜美ちゃんだって医者の妻になれば、生活の心配もなく、のちのち陶芸をやることになっても、圭介なら『お金にならなくてもいいよ、好きなことやり』ぐらいのかい性はあるんじゃないかと(笑)。

とにかく、ふわーっとしたお嬢様のあき子と雑草魂の喜美ちゃんに挟まれて何も気づかない圭介を演じて、改めて男ってバカだなと思いました(笑)。


大爆笑したのは、家賃を滞納している雄太郎さんが、フランス革命の漫画に出てきそうなカツラをかぶってふざけているのに、20歳くらい年下の喜美ちゃんに本気で怒られているシーン。モニターで見ながら、大笑いしていました。

雄太郎さんは着流しの中にジジシャツとジジパンをはいているのですが、それが真っ黄色で。こんな色のやつってある?と思って聞いたら、わざわざ作った物らしいです。そんなジジシャツジジパン姿で撮影所をうろうろしている雄太郎さんは『ちょっとおっちゃん、勝手に入ったらあかんで』的な雰囲気でした(笑)」



とても楽しい大阪編 荒木荘!

ゆっくりとドラマを見返すのが、楽しいです!