No15 鼻から胃カメラ検査にトライ !!
辛い 苦しい 涙目になる 二度とやりたくない。
これは胃カメラ検査 のことで、私がこれまでに感じていたことです。
今年の5月に入り、またしてもみぞおちの痛み と圧迫感。
ひきつったような感じに背中の痛み・・。
夫が胃カメラ検査を私に薦めていたが、「食べ過ぎ やと思う」とか「運動不足 やわ」とか、どうにか胃カメラ検査をせずに乗り切ろうと考えていた。
しかし痛みも日ごとに回数が増え、同じ頃に俳優の児玉清さん が胃癌で他界された。
私の父も胃癌 で胃の5分の3を切除している。他人事ではない。
以前、夫が消化器内科でかかったコトがあるふるかわクリニック が、経鼻内視鏡検査(鼻からの胃カメラ検査)をやっていたこともあり、検査を受けることにした。
≪まずは実験結果から≫
胃カメラ検査をやる時は、鼻からの検査を選ぶ
・口からの検査とは違う種類のシンドさや痛さがある。
・口からの検査は涙で顔がぐちゃぐちゃだったが、鼻からの検査はキレイなままだった。
・口からのあのオエッっという苦しさは全くなかった。
・検査中は死にかけのかっぱ のようにしか返事ができなかった(個人差があります)。
ココからは実験の詳細!興味のある方は見ていってネ
病院で現在の症状を伝え、血液検査とエコー検査を行う
検査結果は特に問題なかった。胃カメラ検査で詳しく見てみることになる。
薬のアレルギー
はありましたか?
今までに大きな病気をされましたか?
耳鼻咽喉科に通っていましたか?
血が止まりにくい
ことはありますか?
薬を飲んでいますか?
血液をサラサラにする薬
を飲んでますか?
そして看護師さんから、鼻から胃カメラの(経鼻内視鏡検査)説明を聞く。
・鼻から胃カメラを通す時に穴が細くて通らない場合がある。
その場合は口からの検査に変わるということ。
・まれに鼻の奥が出血する場合があるなど、説明を聞き、同意書 にサインする。
・検査前日は夜9時まで食事可能。当日も水分を摂って良い(色の付いた水分はダメ)。
・検査後はそのまま仕事へ行け、検査中に話も出来る。
口からの検査に比べるとラクそうだ。
検査当日
検査衣に着替えるかと思いきや、そのままの格好で検査室に入りラフな感じである。
用意してきたフェイスタオル2枚を、枕と左口・ほほにあたる部分に敷く。
これは検査中に唾が出そうになっても飲み込まず口から垂れ流す為だ。
実際に私はコレが出来ず、何度も唾を飲み込んでしまった
胃の動きを鈍くする筋肉注射を肩に打つ。
献血の前検査にする注射や点滴
の5倍くらい痛い。
鼻血予防や鼻の通り・血管の収縮を良くする、霧状のお薬を鼻からシューシューと入れてゆく。薬が喉の方まで流れてくるので飲み込む。
このまま5分間休む。 (実際に見ていた検査室天井の画像)
胃カメラ検査へのカウントダウン。天井を見ながら着々と進んでゆく行程にドキドキ。
本来ならここで、キシロカインゼリー
という鼻と喉の麻酔薬を鼻の奥から喉へ塗りつける(麻酔の塗られた細い管を鼻に挿入)。
私はリドカインアレルギ ー の可能性があったので、この麻酔薬を省くことになった。
『コレが省かれるってことは痛いんじゃないの?怖いー』と不安になる。しかしその麻酔のせいで重篤なことになっては大変だ。
頑張るしかない
先生登場!胃カメラの管(黒いチューブ状の管に、麻酔薬を抜いたゼリーをしごくように塗りつける。
当初は管の消毒をしていると思っていたが、後に滑りを良くするための作業だと分る。
左肩が下になるように横になる。いよいよだ!。
右の鼻の穴に向かって、胃カメラの黒い管が入る。
ひぇー先端のカメラが青白く光ってまるでヘビのようだ。
Dr.「サー通るかな・・んー細いな・。」 痛いっ!
Dr. 「んーっとイケルかなー・・」っと先生が通そうとすると 痛いっ!
そりゃあそうだろう。うどんのような柔らかいものならまだしも、チューブ状の硬い管なのだ。
看護師さんが私の右肩に優しく手を置き、「肩の力を抜いてくださいねー喋れますからねー」っと背中をさすってくれる。喋る余裕は私にはない。出来るだけ肩の力を抜くようにやってみる。。
Dr.「んーっ通った通った!」っという先生の声で、少しホッとするが鼻の奥が痛い!
続いて第2関門!
鼻から管が通ると喉に強烈な違和感。大きな飴玉を飲み込むような感じだ。
(撮影された胃の入り口内部)
Dr.「ハイッ、ゴックンして・・・もう一度ハイゴックンして。そうそう上手上手」っと、胃カメラを飲み込んで先生に褒めてもらう。
こんな時でも褒められると嬉しいものだ。通ったことでほんの少しホッとする。
ズンズン喉から食道→胃の入り口へと胃カメラが入ってゆく。
「オエッ」っという嘔吐感の苦しさはない。
鼻の奥から喉、食道・胃と管が入っている状態は何とも言えないシンドイ違和感がある。
テンションは急低下。しかし自分で悪いところがないか確かめたい。画面から目を離さないでいた。
Dr.「キレイねーコレが胃の出口。十二支腸
も見ておこうか。コレが十二指腸の入り口」っと、先生が上半身をひねるように胃カメラの手元の操作部を操る。この時、鼻に通っているチューブ状の管も、一緒に回り動くので痛いのだ。
この管の硬さだが、調べてみると胃カメラの管に比べ柔らかくなっていることが分った。
コチラのページ から動画をご覧になれます。
Dr.「ハイ!十二指腸の入り口ね。・チョッと入りにくいなー」っとスムーズに入らない。『うぅぅ苦じぃもう嫌・・早く終わって・・』っと思っていたら、ずっとさすり続けてくれている看護師さんから「大丈夫ですかー?」と聞かれる。生存してしていたかは定かでないが
「ほぇぇ…」と死にかけのかっぱ
のように返事をするのがやっとだった。
私が看護師だったら、笑いを抑えるのに必死であったろう。
Dr.「ハイこれが胃液。今から胃液を吸い出して胃を膨らますからねー、ゲップだけ我慢してねー」と言われたが、やはり
「はぅぅ・・」としか答えられず情けない。
Dr.「うん、きれいねー。炎症もおこしてないしねー。もう1回だけ十二指腸みておくねー」。
私は「オネガイー早く終わって~もうイヤ~」と心の中で叫んだが、『この胃の痛みや不快感の原因が十二指腸にあるかもしれない!』っと頑張った。
Dr.「大丈夫だねー。もう一度、戻りながら診ていくからねー」
アッカーン鼻が痛い~助けて~

細い針金のようなもの(先端がハサミ状)が素早く入り、胃の内部面2箇所をほんの少し切り取った。わずかに血が出たけど、チクッとするかしないかで痛くはない。
先生が慎重に内部を見ながら、少しずつ胃カメラが鼻から引き出されてゆく。
『うぅ~痛い』胃カメラの管と鼻奥の内部が摩擦して痛いのだ。
の麻酔をしていればこの痛さも随分と違っていたのだろう。
ようやく胃カメラが鼻から引き出された時は、ホッとして体がスッと軽くなった。
時間にして10分くらいだろうか。カッパから人間に戻ったような気持ちだ。
30分後から食事も出来る。
ピロリ菌の検査
結果は2時間後に分るが後日、検査結果を聞きにゆくことになった。
クリニックを出てから迎えの夫と合流し、カッパだったことを力説するが、声がしゃがれて森進一
みたいである。
翌日の受付の仕事に差し支えないだろうか。。と気がかりだったが、翌朝にはいつもの美声に戻っていた。鼻の痛みも全くない。
検査結果
血液検査 やエコー検査 で、膵臓 や肝臓にも問題はなかった。
なにより胃カメラ検査で十二指腸や胃・食道 もキレイな状態で確認されている。
検査結果も問題なく、鼻からの胃カメラ検査(経鼻内視鏡検査)にもトライ出来てホントに良かった。
それでは原因は何だったのだろうか?
睡眠不足や食生活の乱れが考えられる。
最大の原因は単なる食べ過ぎだったのではないか。
不思議なことに検査前まで薬を飲んでいたのに、検査後は薬を飲まなくても平気になった。
先生のお話しでは、そうした患者さんが結構いらっしゃるらしい。
≪実験を終えて≫
口からの胃カメラ検査がトラウマになり、もう二度と検査はゴメンだと思っていた。
根気良く検査を薦めてくれた夫や・俳優の亡き児玉清さん・親身に聞いて下さる先生や、優しい看護師さんに感謝しつつ無事に検査を終えることが出来て良かった。
何より異常が見られなかったのはとても幸運なコトである
胃カメラ検査で苦しい経験をされた方。これまで胃カメラ検査に踏み切れなかった方は、鼻からの経鼻口検査にトライしてみてはいかがだろう。
今この検査を受けられる時代に生き幸せだが、出来ればもっと細く、より小さい医療精密機器で体に負担なく検査を受けたい。そんな日が早く訪れますように・。
※経鼻内視鏡検査は個人の鼻の穴形状や太さ・体調・麻酔などの条件・検査精密機器・医師の技術などにより個々の感じ方に違いがあります。
No15 鼻から胃カメラ検査にトライ !!
3ハピスタ
・やるハピ ・・・やってみたらHAPPYハピイになった!の略語
※ハピスタとは・・・やるハピの指標(見当をつけるための目印)。星(スター)の数によりHAPPY度を表す。
1ハピスタ : プチHAPPYな気持ち
2ハピスタ : なんだかHAPPYな気持ち
3ハピスタ : HAPPYな気持ち
4ハピスタ : とってもHAPPYな気持ち
5ハピスタ : 最高にHAPPYを実感する
やってみようかな♪の目安にして頂ければと思います。
上記のハピスタ指標は個人の感覚であり 感じ方には個人差があります
下の四角■をクリックするとおススメの実験が見られます。
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