花粉症情報を勝手に考えてみた | てんゆうでござる! -鍼灸と易占と?-

花粉症情報を勝手に考えてみた

ブログでもネタに使っている方がいらっしゃいますが、先日の”花粉症”に関するテレビで「愛知県のとあるフキを栽培している地域の農家では花粉症の方がいらっしゃらない」という内容のものがありました。

ということで、調べました”フキ”

『本草従新』という本では
「味は辛味。温める性質を持つ。肺を潤す。痰を消し、胸部のモヤモヤするような不快感を除く。精神的にビクビクするのを収め、目をハッキリさせる。咳によるのぼせや口の渇き、ノドが腫れて塞がる、肺の疾患によって咳をして血や膿が出るのを治す。咳のための要薬である」
とあります。

ちなみに
『漢方・民間薬』-監修・高木健太郎 中沢弘・根本幸夫共著- 緒方出版には
”フキの茎を2cmくらいに切り、夜寝る前に片方ずつ鼻孔に入れるとよい”
とあります(笛の様に鳴りそうで笑っちゃいそうですが (;^_^A)

古典の『本草従新』という本では、特別鼻炎や鼻づまりに効果があるような記述はありませんが、やはりここでも”肺を潤す”肺に作用することは伺えますね。
”痰を消す”とういのは体内の水分の鬱滞を無くすることですし”ノドが腫れて塞がる”ことに効果があるということは、ノドの粘膜周辺の浮腫を取り去るということを想像させますね。

アレルゲンが侵入することで、鼻や目の血管が拡張したり、細胞が充血(浮腫)するなどの炎症反応のをフキが持つ成分が防ぐ、または抑えるということなのかもしれませんね。

このことからフキは鼻づまりを中心とした症状に効果があるのかもしれません。



次に上月さんからタレコミのあった”つくし”

調べてみましょう

”つくし、ツクシ、土筆 ……”


無い!


あの”見つけた存在は、まず食べられるかどうかを考える”といわれる中国文化の本にありません!

何故?????

ん、原産地”日本”

つくしは日本原産なのですね。
胞子が何らかの理由で大陸に渡らない限りは、中国では食す機会が無かったのでしょうかね。

ということで文献はございません。
ここからは得意の私見です(爆)

噂に聞くとつくしは”苦い”様ですね。
まずこれは心臓、つまり血液循環に作用する可能性があります。

それから”はかま”を処理していると指先がアクで黒くなるらしいですね。
これはポリフェノールを含んでいる可能性があるでしょう。
ってことはつくしは抗酸化作用を持つということになるでしょうか。

この2点からは”全身の血行をよくして、炎症(酸化)作用を抑える”ことはいえるでしょうか。
血行を良くすることで、浮腫を取り去り、目や鼻の状態を改善し、結果花粉症が楽になるのでしょうか?
あくまで推測の域を脱していませんが…(;^_^A


ところで、フキもつくしもアクがある食べ物です。
これらはポリフェノールと関連が高いようですよね。
紫蘇にもポリフェノールは含まれていますから
花粉症にポリフェノールは一つの鍵なのでしょうか?