出版社/著者からの内容紹介
ピアスの拡張にハマっていたルイは、「スプリットタン」という二つに分かれた舌を持つ男アマとの出会いをきっかけとして、舌にピアスを入れる。暗い時代を生きる若者の受難と復活の物語。第130回芥川賞受賞作。なかなか読みごたえのある本でした。
道具立ては過激ですが、人間の本性あるいは性(さが)という物について鋭いところを突いていると思います。
歯科医的には正直、舌のピアスだとか、スプリットタンなんてとても認める事は出来ませんが、この物語の中ではかなり重要なことだとは理解できます。
私的には☆☆☆☆の作品でした。
ところでこれで区切りの50冊かと思っていたら数え間違いでまだ今年の49冊目でした。
12月中に残りあと11冊で、先は見えてはいるものの年末の行事と重なって、なかなか本を読むのは骨が折れます。
まったくマラソンしているみたいですよ。(^~^)
鎗田歯科医院(下高井戸 歯科 歯医者)
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