1月12日(日)に、私は大石先生とお会いする機会がありました。いわば、大石先生との新年会とでもいうのでしょうか。ほんのちょこっと飲みに行きました。ところが、ここからがビックリの始まりだったのです。
ちょうど話が盛り上がった時です。大石先生の携帯(スマホ)にメールが届いたのは…。
お子さんの大切な教科書が見つからないとのこと。「急いで占ってくれ!」という内容だったようです。大石先生は指をくってなにやらやっています。私は「ほ~お~」という調子で見ていましたが、次の瞬間に「チャンスだ」と、思ったのも事実です。それは私も大石先生の占断に参加することができるかも、というワクワク感があったからです。
占い師が二人以上で一つの事を占断するということはまずありません。非常に珍しいといっていいでしょう。私は過去に黒門先生と一緒に、ある方の健康運を占ったことがありました。その時黒門先生は奇門遁甲卜占術を使って占断したのに対して、私は梅花心易をメインに使いました。
その時に奇門遁甲卜占術と梅花心易と使った術が違うのに、まして万年暦がなかったのに(黒門先生は占うつもりがなかったのですね)、出した答えがピタリと一致しました。この時は占い術の素晴らしさ、あっと言う間に遁甲盤を作った黒門先生のすごさをはっきりと理解しました(まるで中国人みたい)。
ところで、私が知っている大石先生ですが、プライベートな時間にお家からのスマホメールを受け取ったことはありません。それなのに、私の知る限り今日初めて取った? この瞬間に私は黒門先生との事を想いだし、「せっかくのチャンスだ。やってみなさい」と易の神様が仰っているような気がして、大石先生には申し訳ないのですが、私も同時に鑑定させて頂きました。
大石先生はといいますと「今日は戊子日でいまは戌の刻で…」と口に出しながら、さっさと解答をスマホに書き込んでいました。
大石先生のスゴイところは、万年暦を見ないでも九星と干支が、言い換えれば人様の生年月日は簡単に干支に直ったり、九星があっという間に並んだりするところです。
大石先生の許可を得ていますので、先生の占断内容を簡単に説明しましょう。
使ったのは九星術の卜占でした。占ってもらう人の九星は大石先生が知っています。当日は戊子日の七赤金星で、戌の刻の二黒土星です。
日盤で九紫火星を見ますと西に暗剣殺が付いていますので西側にある。暗いところにある。今日見つかる。本をも意味している九紫は四緑とかぶっているから何かの下になっている。青か緑の紙か書籍が上になっている。引き出しの下か畳の上にある。
すぐにメールが来ました。「在った」と。写真も送ってきました。見せて頂くと、先生の占断の通り。毎度のことですが、今回も私は大石先生の占断の素晴らしさにう~んと唸ってしまいました。
私の占断はこうでした。得卦は地水師4爻変でしたので、今日は見つからないかも知れないが、午後11時を過ぎてから見つかる。(あと2時間もないよな)
何かの下になっている。布か織物、袋とかバッグ。黄色い色が上になっている。場所は西か南西。あるいは東を探せばよい。床か畳の上、という答え。
で、送ってきて頂いた写真を大石先生に見せて頂きましたが、私の占断もほぼ当たっていました。大石先生の仰った“青か緑の紙か書籍が上になっている”というのは青色のレポート用紙があったこと。私の言った“黄色い布か織物。袋とかバッグ”というのは黄色いリュックサックが同時にその場にあった事だったのです。
方角の西もふたりともピタリ。違う術でありながらどうして方位が一致するの? この辺が占い術をやっていて本当に面白いところですね。そうそう。お話を聞けば、大石先生も黒門先生も、数人の占い師が集まって、射覆(せきふ)をやっていた事があるそうな。素晴らしいですね。
私の占断の「二時間したら見つかる時間になる=今日は見つからない」という部分だけが違ったのでした。
◇◆◇
我々のおじさんの世代では、使う言葉が違い術が別だと出てくる答えも違うはずなのですが、科学の世界ではそうでもありません。いいや、言語学の世界では、リンゴが存在する地域では、リンゴと言ってもアップルと言っても、ピンコウと言っても、同じものを指すのです。
占い師を名乗るそこのあなた。少なくても私程度は当ててくださいね。それとも、「占いは当たらなくてもいい。癒しだから」と本気でいうのですか?そうだったら、何も占い師を名乗らなくてもいいのではありませんか。占いに対する認識をもう少ししっかりしたものにすべきではないでしょうか。
占い師を名乗る一部のあなた。あなたは占いを信じていますか? 簡単に金儲けができる手段に考えていませんか? もう少し違った占いに対する考え方があるような気がするのですが、読者の皆さんはどのように思っておられるのでしょうか。
大石先生や私のような部類に入る占い師が占った方がいいのか、「占いは当てモノではありません。癒しです」と公言してはばからない占い師(?)が占った方がいいのか(ちょっと昔は「占いは当てモノではありません。学問です」という迷台詞もありましたね)、そろそろ決める時期が迫っているような気がします。
本日はことに長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。
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