変動金利のリスク | やりくり総合研究室

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この「低金利」で「税制優遇」もあって「安い」今のうちに家を買わねばと  思っている人もいるのではないでしょうか? 
でも、その前にちょっと立ち止まってこれを読んでみてください。
まずローンを借りている人、借りようとしている人は返済計画を見直して!!本当に今の返済計画で大丈夫か?余裕を持って返済していけるのか?よくよく検討することが必要です。特に変動金利で借りている人は要注意!まずは、金利が5%以上になっても返済していけるのかをチェックして下さい!
10年の間にはそれぐらいのことは十分に起こり得ます。8%ぐらいに上昇しても不思議ではありません。従来住宅ローンの破綻はそれほど多くはなかったのですがこれから破綻する可能性は増加していくでしょう。そのことをきちんと認識しておきましょう。
一度「固定金利」で借り替えることを検討してみてもいいのでは?今「公定歩合」は0.1%。実質ゼロ金利です。もう下がりようがないのです。今こそが底、これからは上がる一方に違いありません。10~20年という長期間でみれば、国債の大量発行が続いている状況下で、長期金利は大きく跳ね上がってくるかもしれません。金利水準が上がってくれば、住宅ローンの支払いがあなたの生活を相当痛めつける可能性もあるのです。
「金利が低いから絶好のチャンス」というだけで無謀な返済計画を立てて住宅ローンを組むのは考え物なのです。住宅ローンを勧められたら、とりあえず「固定金利」で借りた場合の金利水準を聞きましょう。その金利水準でも余裕を持って返していける自信があるのであれば借りるのも一案かもしれません。しかし、銀行員がしつこく「変動金利」を勧めてきたら要注意です。目先の低金利にだまされてはいけません。変動金利を勧めるのは、将来高金利になるリスクをとりたくないということを意味しているからです。銀行員は金利の専門家であるはずです。その専門家が将来高金利となるリスクをとりたくないときに、金利の素人である我々がそのリスクをとることに正当性はあるでしょうか?銀行員よりもあなたのほうが金利動向にくわしいと果たしていいきれますか?
ということで絶対やめてほしいのが「ゆとりローン」です。 
今は返済が軽く、10年後ぐらいからぐっと返済金額が増えるタイプのもので 借金がなかなか減らず、高金利になっていくともう泥沼です。