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リンカーン LINCOLN 映画パンフレット 監督スティーブン・スピルバーグ 出演ダニエル・デ.../東宝
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久しぶりの休日。

実は午後からお誘いがあったのですが、それは辞退させてらって、


妻とふたり、「リンカーン」を観に行きました^^

もともとこの日と私の体を予約させてもらってたもので、


4つの映画の選択肢があったのですが、妻が選んだのは硬派な「リンカーン」

政治ウオッチャーの私を気遣ってくれたのでしょうか?


スティーヴン・アラン・スピルバーグ監督の名作ですが、アクションシーンも少なく、

リンカーンが南北戦争の終結と、合衆国憲法の修正による奴隷制度解放を成し遂げて、暗殺されるまでの最期の4か月を硬派に描いています。


リンカーンは、暗殺されたが故に偉人として「歴史の人」になったわけですが、自由と民主主義を発展させるための理念と理想、信念を持ちながら、憲法修正のためにはなりふり構わず買収も含めてあらゆる手を使って賛同者を増やす、現実政治の泥臭さと両方持ち合わせていることに改めて感慨を覚えます。


今年は結構、政治や憲法問題に発言しているわけですが、(自民党憲法改正草案を拝見する限り)自由と民主主義の理念というより国家からの国民への統制なので、リンカーンの執念と正反対に思えるんですよね。


ニューヨークスタジアムに行ったときに、試合前に国民が総立ちで国歌を歌う姿には感動を覚えたものです。米国流の自由と民主主義を押し付ける「アメリカ帝国主義」ってのは好きではありませんし、日本の保守政権がこれに悩まされながら結局挫折して対峙できてない情けなさってのもあるのですが、米国の側としては、自由と民主主義を自分たちの力(もっとも、白人やユダヤ人の支配層の考え方かも知れないが)で勝ち取ってきたそれなりの共感(もちろん犠牲も)あって、それが国歌をアメリカ市民に歌わせるんだなあ、って思うんですね。


日本は、憲法は国民主権と民主主義のひとつの理想とスタンダードを現しているけれども、それ以外のものは与えられた民主主義の中で、どれを感じさせるものがどれだけあるのだろうかと考えさせられます。



というのが映画の簡単な感想。



今日は、娘はばあちゃんに預け、

夜は外食とお風呂。

それなりの休日を過ごすことができました^^