損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の
カリエール展に行ってきました。
カリエール、ほぼ初めて知ったのですが、
エコール・デ・ボザールで学び
フランス国家にも作品を買い上げられ
ロダンと交流があり、
美術界にも貢献した人なのだとか。
く、暗い。。。
闇の中から浮かび上がる亡霊のような絵ばかり。
色彩はほとんど無く、
こすりとられたような薄さ。
この人にいったい、何があったの!?
パンフに載っていたものなので、
色彩はわかりませんが、
輪かくが、はっきりしていて
生き生きとした息遣いが聞こえてきそうです。
この年、長男がジフテリアで亡くなっているので、この絵は長男を描いたもののようです。
この絵は
カリエールにとって最初の国家買い上げの作品となるわけですが。。
今回の展覧会では、このあとの作品が殆どです。
ほんとに観ていて気が滅入るほどの
暗い絵ばかり。
長男をなくしてから
対象物を見る目が変わってしまったんだろうなぁ。。。
人生のはかなさ。。。?
展覧会をみたときは、
部屋には飾りたくないなー
と思う絵ばかりでしたが(^^)
時間が経つにつれ、
気になってしかたない、カリエール。
いわゆる売れっ子だった、カリエール。
描き方の斬新さもあったのかもしれないけど、
やっぱりカリエールの心というか。。そんな深いところが伝わってくるから
売れてたんだろーな。
あとは、社交性もあったようで。
なんとなく、
ナレーションにも通じるものがありますね(^^)