今は亡き私のおじいちゃんのこぼれ話し。 | ホスピタルアーティスト絵本作家やのともこ*オフィシャルブログ*

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下記のオブジェは私のおじいちゃんが作ったものです。

アートでしょ。
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私のおじいちゃんは、神社とかを造る際出てくる大きな岩を切り出したりできる人だったんだって

しかも無償でしていたんだって

そして、岩に絡み付いていた木の根っこを持って帰って

このようなオブジェをつくって飾ってはってん。

なので田舎には当時沢山のおじいちゃんのオブジェが飾ってあったんだよね。

そのおじいちゃんも私が小学1年生の時に亡くなったんだけどね。

丁度田舎に行ってる際で、朝の5時に私がトイレに目を覚ますとおじいちゃんは

畑に行くところだったの。おじいちゃんどこ行くの?と聞くと畑じゃ。と言ってた。


朝、起きてからみんながおじいちゃんがいないと騒いでいるので

畑行くって行ってたよと言うとみんなびっくりしてた。

だってその日は おじいちゃんとおばあちゃんそしておっちゃん達が旅行に行く

ことになっていた日だったから。


旅行の時まで 畑に行く やっぱりおじいさんじゃね~と言ってたの覚えてる。

みんなで見送って 旅行に行ったんだけど電車に乗る際に心筋梗塞だったか脳梗塞だったか

で亡くなってしまったんだよね。


あっけなく逝ってしまった。

私の中のおじいちゃんはいつも寡黙でもくもくと働く人。

キセルを咥えて あぐらを組んで でもなんかとてもやさしいイメージ

ペラペラしゃべる人じゃなかったけど いい人だったなぁと思う。


そんなおじいちゃんの形見。なのです。



額にこんな言葉があった。


今やらねば 誰がやる

わしががやらねば 誰がやる


私が20歳になった時 田舎でこの額に目がとまった。

いい言葉やな。

すぐにノートに書き写した。

おじいちゃんはこの言葉をいつも思って行動してたんやろな。

私も、そう思って生きていきたいな。


そう思った。20歳の若き私。

あれから22年。

そう思って生きてきたワタシがここにいる。