2007年10月。
現在国立西洋美術館で開催中の、ムンク展へ行って来ました。
大学の先生の都合により招待状を貰って、一般公開前日の内覧会で観ることが出来ました。お偉いさんばっかりが来ていたので、精一杯背伸びするつもりでスーツを着て参戦。
出来るだけ目立たないように、開場前は意識的に隅っこにいるようにしました。おそらく会場で最年少だったと思われます。
しかし受付で「報道関係者の方ですか?」と言われ、明らかな場違い感を感じた私は、その後開き直ることにしました。
皇族の人が来るとかでお偉いさんがほとんど別会場に行ってからは、展示場がかなりガラガラになったので、好きなだけ鑑賞。
ムンクの絵は一言で言うと不気味。良い言い方をすれば幻想的。
でもあの独特のおどろおどろしさが、実は好き。
気分を病んでいる人は、ムンクではなくモネを観ることをお勧めします。
ハチクロを読んで知っている人もいるでしょうが、ムンクは「月」の描き方が特徴的です。
その月は性の象徴とかだそうで、月の描かれているものはエロいものばかりでした。
とりあえず貴重な内覧会に参加出来て良かったです。
もちろん展示品は全部ガラスカバーがついていましたが、モネの絵のように傷つけられるなら多少観にくくてもそれが賢明。
美術館の方々、くれぐれも警備を厳重にしてくださいますよう。
ちょっとだけ作品紹介。
『マドンナ』:左下にいるのは、宇宙人とかではなく赤ん坊です。
『吸血鬼』:この題がムンクがつけたものではないらしいです。
多分間違った題でしょう。
『病める子供』:ムンクの姉と母を描いたもの。
絵が大きかったせいもあって、一番の哀愁感を放っていました。
国立西洋美術館ホームページ
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