ポール・マッカートニー


さて、これがブログ開設後最初の記事となるわけです。


美術館レポートでも廃墟の写真でも、何を載せても良かったのだけれど、あえて自分の描いた絵にしてみました。

以下、絵の詳細を紹介します。


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用紙:コットマン水彩紙

画材:4Bの芯を使ったシャープペンシル、砂筆

モデル:ポール・マッカートニー


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人の「顔」を描きたいと思って描いた作品。

人の顔の構造はこうで、顔のあるパーツはこういう角度から見るとこういう形になる、という実感をあらためてさせてもらいました。


私は左利き、つまり人物がこちらから見て左向きになっている絵のほうが描きやすく感じます。だから、自分の中では「右向き」の人間を描くのは、ちょっとした挑戦だったりしました。


モデルは若かりし頃のポール・マッカートニー。眼力が凄いですね。

そんな彼も、今はただの金持ち爺さんのようになってしまいました。


「眼」は人物を描く上でとても大切なパーツです。

眼の描き方によっては、その人物が「死んでいる」ように見えたりもします。わざとそういう描き方をすることもあります。その具体例は、また後ほど。

昔、眼の描き方に力を入れすぎて、「生きてるみたいで気持ち悪い」と言われたことがあります。描き手としてはこの上ない褒め言葉ですが、なんか呪われそうな雰囲気を放っていたんでしょうね…。


この絵は一応、「生きている」ほうの眼を意識して描いてみました。