「教訓を無駄にしない」ためには | 「秋田県 収納美人化♡計画」

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秋田のアナウンサーで整理収納アドバイザー
柳瀬わかなのブログ
~自分のキゲンは自分でとれるワーママを目指そう~




奇しくも
「あの日」と同じ、金曜日。

そして同じく、雪。




5年経ち、
変わってきたこと
変わらないこと
それぞれが顕著になっている気がします。



そんな中、
「あの日を忘れない」
「教訓を無駄にしない」
という言葉が形骸化しないためにも
必ずやるべきことがある、と
私は思っています。



自主防災。



いざという時、
自分の命は自分でしか守れません。

家族の命も、
最終的には「他人任せ」では守れません。



「何も備えないで無事に生き残れるほど、災害は甘くない」



こう震災から学んだのなら、
まずは家族で話し合い、ある程度のルール決めをしておくことが
不可欠なのではないかと思います。





“宮城県沖地震が
そろそろいつ来てもおかしくない”と、
かなり防災意識が高かった三陸エリアでさえ、
多くの犠牲者が出た現実。

皆さんは、どう受け止めていますか?

備えていても、被害はゼロにはできないのです。




震災がきっかけで
同年の冬、私は防災士になりました。




いざという時、
自分は、家族は、どう行動するのか?

在宅避難用の備蓄はどうか?

非常持ち出し品はどうか?




まずは「自分」と「家族」です。

そして、地域。




個人情報の壁によって
地域防災力が上がらない問題も言われて久しいですが、
何気ない挨拶程度の会話からでも
(介護が必要な人がいるとか、
小さなお子さんが複数いるとか)
分かることは沢山あって、
いざという時にお互いに「気にかける」こともできるはず。

それが犠牲者を一人でも少なくすることに
直結します。




備蓄スペースは作るもの。

コストを抑えながら備蓄する方法だって
いくらでもありますし、
ネットでも簡単に探せる時代です。




自主防災。




しない、できない理由を
探すのは簡単ですが、
私たちが被災するのは1分後かもしれません。


物資が不足している避難所で
見知らぬ家族が
自ら持参した非常食をたべているのを見て
「お母さん、お腹すいたよ…」と
我が子が自分の顔を見上げて半ベソをかいていたら…?


親として、後悔で
胸が張り裂けそうになるのではないでしょうか?





「あの日を忘れない」





このフレーズだけが一人歩きしないで、
一人一人の自主防災に繋がってほしいと強く願っています。




時間は巻き戻せません。
大事な命は自分で守る、守れる方法を考える。
備えることは決して無駄にはなりません。





鎮魂の祈りをこめて。








2016年3月11日