災害は常に「不意打ち」 | 「秋田県 収納美人化♡計画」

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秋田のアナウンサーで整理収納アドバイザー
柳瀬わかなのブログ
~自分のキゲンは自分でとれるワーママを目指そう~

こんにちは!

早朝の揺れで飛び起きた人も多かったのではないでしょうか?

ママ防災士、柳瀬若菜です。


豪雨災害で亡くなられた方に
心からお悔やみを申し上げます。
そして、浸水被害を受けられた方に
心からお見舞いを申し上げます。



それにしても…今朝の地震あせる
チビちゃん達は大きな揺れでも…
起きないもんですね(笑)!

うちの子もグッスリでしたが
都内に住む友人達の子どもさんたちも
みんなグッスリ…だったようで目

その寝顔に癒されるやら、
改めて「守りきらなきゃ」と
思わせるやら…






ところで、
最近感じていたことを
(今朝の地震もありましたので)
記事にしたいと思います。


災害が起きた後のインタビューでは
必ずといっていいほど…
「あっという間だった」
「想像もしなかった」
という声が聞かれます。


「もっとちゃんと、危険て分かるように
情報を出して欲しかった」という人まで現れたり。



でも
感じ方は人それぞれですし…


そもそも!

情報が間に合わない
「突発モノ」でもない限りは
警報やら避難準備情報やら
避難勧告などが出始めている時点で、
十分「危険が迫ってきている」認識は
するべきなのではないでしょうか??


何の備えも要らぬ程度のことであれば、
自治体も単なる「お騒がせ」には
あれこれ発表しませんし…



「前に避難勧告が出た時も
全くの結果オーライだったから」と
見くびるのは危険なことです。



災害は、発生の原因も規模も何もかもが
「毎回全く違う」と思ったほうが良いぐらいです。



だからこそ
「前は大丈夫だった」が1ミリも通用しないんです!!





「危険な状況だともっと分かるように情報をだしてもらえてれば、
もっと早く色々準備したのに(恨)」



今回の災害のインタビューでも
若い女性が上記のようなことを
答えていらっしゃいましたが、
災害が発生してから「持って逃げる物」を
かき集めて準備するのでは
助かる命も助かりません…(>_<)

無論、どうにも抗えない
不可抗力なケースで失われる命だって
多々あります。

ですが、「念のため」が
いざという時に
生死を分けることも多いのです。






パッと持ってすぐ逃げられるよう
「予め準備して備えておく」のが
非常持ち出し袋の意義であり、
防災・減災にも繋がります。

これは快適な暮らしを維持するための
備えではなく、最低限、命を守るための備えです。

常総市でも、ある男性が自宅の2階から
自衛隊のヘリで救助された10分後には
家が濁流にのまれた…
ということもありました。

たった10分で生死が分かれる現実。

10分…

非常持ち出し袋の準備がなく
貴重品などをかきあつめていたら
あっという間にすぎる時間です。

それほど
自然の力は侮れないんですね。




川が氾濫したり
津波が来たりしてしまうと
家が流されてしまうのは
もちろん
食い止めることはできませんが、
命まで取られずに済む方法は
個々人で考えられるはずです。



私個人としては、
危険な状況でありながら(自治体などが)
何の指示も情報も出さなかったならば
被害が出たら責められるべきとは思いますが、
警報や避難準備情報・避難勧告が
既に出されている中、
それを無視して「いつも通り」に過ごし、
万が一…となった場合は、それはもはや
自治体の責任ではないと思っています。

個人の判断の結果です。

避難指示(勧告より強い)や避難命令(最上級)が
出るころには「手遅れ」と紙一重だと
思ったほうが良い場合も少なくないのですから。

もちろん、不可抗力なこともありますし、
要介護者を1人でみていて避難が容易でない…など
事情があるケースはこの限りではありませんがあせる



自治体や行政が責められる必要の無い時さえ
「とりあえず」の自治体批判のインタビューを
垂れ流すメディアもあり、(そういう放送局には)
問題もあると思います。






ずっと言っていることですが、
防災対策は、災害が起きてから
するのではありません。



災いを防ぐ → 防災

災いを減らす → 減災



ですから。






皆さんの大切な人は誰ですか?



守りきれるだけの備えを
日頃からしていますか?



その土地によって
何に気を付けるかは違いますが、
地震、津波、噴火、
豪雨災害に竜巻…


災害は常に「不意打ち」です。




愛おしい寝顔が見られなくなってから
行政や自治体を責めたって
時間は巻き戻せません。



準備が足りていないなら、
やるなら「今すぐ」です。


災害は1分後かもしれません。





「防災、減災対策の後回し」は
「大切な命も後回し」にしています。



どうか気付いてください。







皆さんの大切な人の命が

必ず守られますように…!!





防災士、柳瀬若菜