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【1】タスク・フォース・システム?
【2】霞ヶ関の官僚システムの源流
【3】先週の主な活動

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【1】 タスク・フォース・システム?

● 先週の国会通信851号で触れた「失敗の本質」に記載された、米海軍の
人事システムについて引き続き調べている。しかし、残念ながら、いまもって、
そのことに直接言及した文献に遭遇できていない。グーグルなどで検索すると、
このシステムを「Task Force System」と紹介し、これを
「任務部隊制度」と翻訳しているものも見受けられたが、原典にあたる直接的な
資料には出会うことが出来なかった。

●したがって、いまもって、太平洋戦争当時の米海軍に、このようなシステムが
実際に存在したかどうか、そして現在どうなっているかなど確認できないままでいる。
いまのところ、「失敗の本質」の著述を信頼するしかない。すこし心もとないところで
ある。ぜひとも、専門的見地からのご教示をいただきたいところである。

●そうこうしているうちに、内閣のほうでは、19日に、国家公務員法の改正案を
閣議決定した。閣議決定の内容そのものの確認はまだしていないが、新聞報道を総合す
ると、その主な内容は、以下のようである。
1 4月に内閣に内閣人事局を設置する。
2 人事局が、幹部候補者を審査したうえで、内閣が決定する。
3 幹部候補者名簿は、独立性の高い検察庁や警察庁、人事院などを除く、
府省横断的なものとし、次官、局長、部長などを横並びに置いた一元的なものとする。

●当初、内部では「次官・局長」と「部長」を別扱いとする意見もあったと言うが、
閣議決定の段階では、同格として一本化することに決したようである。ただ、給与面で
は、
次官(年収2300万)、局長(1750万~1900万)、部長(1500万~1600万)とそれぞれの
格差については、まだ動かしていないので、それを「格」と「給与」の問題は

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