最近の静岡の不動産業界、この話題さけて通れない。


富士ハウスという会社、浜松市に本社を置き、関東から近畿まで営業エリアも広い。


静岡県内では、一戸建ての戸数として、5位くらいなのかな?


その会社、先月末に破産して倒産。


困ったのは、富士ハウスと契約して家を建て始めたが、途中でこの事態に遭遇した人たち。全国に約1300件いると言われている。


つまりは、金は払ったが、工事が途中で止まってしまった、とか、なかには、金は払ったものの工事着工すらしていないという人たち。


中には、破産が発表された次の日に金を振り込ませた悪質な例もある。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20090211-OYT8T00875.htm?from=nwlb



工事の途中の人たちは、完成の目途も立たないまま工事がストップ。住宅ローンが実行されているため、ローンの返済を行いながら、次の展開をまたなければならない人もいる。



そして、富士ハウスの工事を引き継ぐ会社が決まったというが、



静岡新聞より


スポンサー企業決定 自己破産の富士ハウス

02/16 08:27

 住宅メーカーの富士ハウス(浜松市中区)と関連2社が自己破産した問題で、破産管財人の松田耕治弁護士は15日、未完成の住宅の工事引き継ぎに向けて、スポンサー企業がIT関連企業で企業再生事業も手掛ける「スピードパートナーズ」(東京、白石伸生社長)に決まった、と発表した。
 同社は、中堅ゼネコンで経営再建中の新井組(昨年11月に東証1部上場廃止)を支援するスポンサー企業も務めている。
 同社は3月中に新会社を発足させ、富士ハウスの社員約200人を雇用する。新会社と施主は施工中の物件の工事費などを話し合い、合意に至った場合、施主が新会社に工事を依頼する。合意しなかった場合は施主が独自に工事を引き継ぐ会社を探すことになる。
 富士ハウスの住宅建設が未着工の手付金や着工の過払い金などの一部払い戻しは、7月13日の債権者集会以降になる。
 松田破産管財人は工事引き継ぎに向けた手順や今後の方針を話す説明会を2月17―19日に計3会場で開く。3会場とも内容は同じで、出席者は1世帯あたり2人まで。事前申し込みは不要。2月末までの落成予定で、既に工事再開の連絡を受けている施主は説明会の対象外。開催日、会場は次の通り。開催時間は午後6時から8時で共通。
 17日 名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区名駅)▽18日 パレスホテル大宮(さいたま市大宮区桜木町)▽19日 ホテルアソシア静岡(静岡市葵区黒金町)




てなことだけど、



これで、救済になるの?


ここで出てくる「スピードパートナーズ社」ってどんな会社?

IT関連企業で、企業再生事業を手掛ける会社?


住宅建築の技術者っているの?

住宅の営業経験者は?

富士ハウスの社員を200人雇うって言っても、出来んのかね?


お手並み拝見ってところですか?


でも、庶民を食い物にするような、きな臭さも感じるけど。



建築、不動産業界、例の耐震不足マンションの問題でいろいろ規制強化が図られたけど、

このような建築途中の倒産による工事完成保証の問題、今後討議されるものと思われます。


これは、国土交通省だけでなくて、野田消費者担当相にも、大いに考えてもらいたい問題。


このような問題、行政とか、建設業界全体で救済措置考えていかないと、大変な問題になると思われます。

税金投入もやむなしと考えます。



スピードパートナーズ社に任せられる問題なのか?


甚だ疑問です