クラブって。。 | between you and me

クラブって。。

 昨日はシムーンでイベントでした。 昨日はすごい色々なことを考えた1日だった。というのも自分の好きな音はGOOD MUSICなわけで、別にジャンルは関係ない。


DJは音楽をたくさん聴く。普通のリスナーの人が知らないようないい曲をたくさん知ってる。だから、クラブDJの仕事はいい音楽をクラブでかけて、楽しんで踊ってもらうということだと思う。


クラブでは、新譜を中心にした構成で派手な音でアゲまくるというのが主流だし、そういうスタイルが実際にアメリカで売れているわけで、日本のクラブシーンもアメリカのやり方を踏襲し、そういうスタイルで行くのはビジネス的に考えれば当たりまえだと思う。 


そうじゃなきゃ来ているお客さんがわからない。というのが一般論だし、そうじゃなきゃ飯が食えないと。


言い方が悪いかもしれないけど、殆どのお客さんはクラブミュージックが好きな「ミーハー」なわけで、ホントにいい音楽だと思って、楽しんでるのかどうかはわからない。


俺は正直言って、今の新譜は音楽性がないと思う。もちろん、俺は新譜も視聴してみるし、JAY-ZやKANYE WESTといった新譜の中心を担っている音はカッコいいと思うところもある。発見もある。


でも、殆どの新譜はみんな同じような音だし、長く聴ける音楽ではない。クリエイティブでは無いと思う。

というより、今の新譜は完全にクラブでかけるように作られていて、家でもクラブでも愛聴できるような 代物ではないと思う。派手さばかりを強調し、展開がない。


他のDJに話を聞くと新譜の音は正直好きじゃないけど使命感から買っていると。そうじゃなきゃ飯が食えないと。


あれ? お客さんがアガるのはいいけど、DJ自身は楽しんでるのかなと思った。

言ってみれば自分の本心に嘘をついてまで、客をアゲなきゃいけないのか? だから、音楽性を追求していく人はどんどんHIPHOPから離れていっている。


それは、THA BLUE HERB、DJ KENSEI、DEV-LARGE、FORCE OF NATUREといった人たちはHIPHOPを基礎にしながら、さらに独自の音楽性を追求し、よりクリエイティブな事をやり続けている。これが本来、音楽を作る人の姿勢であるべきだと思う。


いまや耳の肥えたリスナーが聴くHIPHOPではなく、誰でも気軽に聴ける「HIPPOP」の時代だと思う。

でも、新譜をかけるDJを責めることはできない。それが食っていく手段だから。


純粋なHIPHOPを理解してないヤツらがプロモートしてるからそうなるんだ。そういう音楽を推奨する音楽業界が腐ってるんだな。



すいません、意見を書いたらこんなに長くなってしまいました。